せろりんです。
実はせろりんには、茶がメッチャ好き、という設定があります。割と暇を見つけては茶を淹れてガブガブ飲んでます。
いろいろ飲んでいるんですが、飲み終わるとすぐに味を忘れてしまって虚無感しか残らないので、今年は1ヶ月に1回を目安に飲んだお茶を紹介する記事を書くことにしました。そういうことなので1月に飲んでいたお茶を紹介します。
ダージリン セカンドフラッシュ(紅茶) サングマ茶園
Selecteaの夏摘みダージリンです。お紅茶ですね。せろりんは数あるお茶の中でも紅茶が好きで、その中でも夏摘みのダージリンが特別に好きです。
ダージリンはかなり奥が深いです。たとえば収穫時期によって春摘み、夏摘み、秋摘みの3種類があって、この3つは同じダージリンでありながら味がぜんぜん違います。とても不思議なことに、春摘みは春っぽい味が、夏摘みは夏っぽい味が、秋摘みは秋っぽい味がします。さらに、さすがにここまで行くとおれには良くわからない世界なんですが、お茶を作ってる農園でも味が違うらしいです。今回買ったのはサングマ茶園という茶園の夏摘み(セカンドフラッシュ)です。
ダージリンは高級茶葉なので、ちゃんとしたものはメチャ高いです。たとえば大抵のスーパーに売っているリプトンのイエローラベルというティーバッグの紅茶は50g換算で250円も出せば買える一方で、今回買ったダージリンは50gで1399円です。ビビるほど高いですね。ただし50グラム1399円はちゃんとしたダージリンの中では普通のお値段で、別に特別お高いわけでもありません。もっと目玉が飛び出るような値段のお茶も存在します。
おれは普段だと高いお茶はめったに買わないんですが、今回は新年を迎えて大変めでたかったので気が大きくなって買ってしまいました。
特徴的な明るいオレンジ色の水色は、夏摘みダージリンに特有のものです。
そういえば何年か前の格付けチェックかなにかのテレビ番組で(あんまり覚えてないので格付けチェックじゃない可能性もあります)、芸能人が高級茶葉と安物の茶葉を飲み比べてどっちが高級か当てるゲームが催されていたんですが、片方の水色がとても綺麗な明るいオレンジ色だったので、おれはそっちが夏摘みダージリンだと一発で見抜いてしまい、家に居ながら見事に一流芸能人の座まで登りつめたことがあります。
味はさすがにメッチャ美味いです。砂糖を入れなくてもほのかに甘みが感じられる優しい口当たりで、一生飲んでられます。飲むとダージリン特有のマスカットのような香りが鼻を抜け、飲み終わっても10分くらいは鼻の奥に芳香が残ります。このフルーティーな香りはなかなか他の茶葉では味わえません。高値で取引されるのも納得の味です。
お値段が高いので滅多に飲めませんが、たまに買うとやっぱりメチャクチャ美味いな~と思います。
高級紅茶の代名詞・夏摘みダージリンとはそういうお茶なので、みなさまが格付けチェックに出演される際には是非参考にしてください。
胡蝶牌 ジャスミン茶
中国産のジャスミン茶です。
大学入試の過去問集が赤本って呼ばれてるのとまったく同じ原理で「青缶」と呼ばれている商品です。近所のカルディで常に売っていて、缶がオシャレなのでずっと気になっていた商品です。最近ついに思い切ってジャケ買いしてしました。
正直、おれはジャスミン茶のことはよくわかりません。ペットボトルで買ってガブガブ飲むことがたまにある程度で、ちゃんとした茶葉を買うのは初めてなのでドキドキです。
113g入ってお値段は1000円くらいです。内容量が113gと半端なのはおそらく113gが4分の1ポンドだからだと思うんですが、それはそうと何故ポンドを使ってるのかは謎です。
ジャスミン茶は、ベースとなる茶葉にジャスミンの花の香りをそっと吸着させたお茶です。ベースの茶葉は緑茶だったり烏龍茶だったりプーアル茶だったり、製品によっていろいろらしいんですが、青缶の場合は緑茶を使っています。
水色が緑茶っぽいですね。
普段われわれがペットボトルで飲むジャスミン茶よりも緑茶のコクが強く、どっしりとした味わいがします。なんぼでも飲める気がしてくるようなスッキリとした味と風味です。
おれは最近まで、ジャスミン茶はカフェインレスだと勘違いしていたんですが、カフェインは普通にたくさん入っているらしいです。冷静に考えると緑茶を使っているんだから当然ですね。せろりんはお茶好きでありながらカフェインに弱いという矛盾を生まれながらにして抱えながら生きています。猫が好きなのに猫アレルギーを持っている萌えキャラみたいなものだと思って生きています。
レジェンドオブアフリカ(紅茶) 三國屋善五郎
アニメ「安達としまむら」に登場したことでオタクに名が一躍知れ渡ったケニア産紅茶の「レジェンドオブアフリカ」です。三國屋善五郎というイカつい名前の茶屋が販売しています。
イカつい名前の茶屋が販売するお茶なので、商品にも「レジェンドオブアフリカ」などというイカつい名前が当然ついているんですが、要するに一般的には「ケニア」という名前で売られている銘柄の紅茶ですね。
ケニアは味のバランスが良い上に安価なお茶なので、ティーバッグやペットボトル紅茶のブレンドのベースに使われることが多い茶葉です。なので、実はほとんどの人が知らないうちに口にしたことのあるであろう紅茶です。リプトンの50グラム250円のティーバッグにもブレンドされています。
コイツのお値段は80グラムで918円です。
ザ・紅茶といったバランスの良い味です。コクも香りもほどほどにあります。
基本的に無個性な紅茶なんですが、特徴を挙げるとすればフレッシュな渋味です。口に入れた瞬間に強めの渋さを感じるんですが、舌にまとわりつくような嫌な味ではなく、感じた瞬間にサッと引いていくようなスッキリした渋みがさわやかで心地よいです。
無個性といえば無個性なんですが、我々日本人が、無意識のうちに頻繁に口にするコイツのことを紅茶の標準だと認識しているだけかもしれません。飛影が典型的中二病キャラなのではなく、典型的中二病キャラが飛影の影響を受けていただけ、みたいな話です。
牛乳で煮出してチャイにしても美味しいです。味が濃く出るように加工された茶葉(CTC)なので味が濃く出ます。
アイスティーでもおいしかったです。さわやかな渋味が良いですね。
何に使っても美味しい万能茶葉です。ケニアはティーバッグのブレンドのベースに使われることが多いらしいんですが、その理由もわかる気がします。
詳細は姉妹サイトの日本霜降社で記事にしているので気になる方はどうぞ。しまむらの謎についても言及しています。
終わりだよ~
みなさまのオススメのお茶をコメント欄で教えて下さい。
せろりんでした。
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