【登山】蛾ヶ岳→大平山→釈迦ヶ岳を縦走したぞ(2021年2月11日)

登山

せろりんでーす。四尾連湖から蛾ヶ岳、大平山、釈迦ヶ岳を縦走してピストンで帰ってきました。

木の間から見える眺望がすばらしく、めっちゃ楽しい登山でした。

蛾ヶ岳登山口の駐車場です。親の車を借りて来ました。ここは「四尾連湖」というゆるキャンで一躍有名になった湖の最寄りの駐車場でもあります。駐車料金400円は四尾連湖畔にあるキャンプ場の管理棟の人に支払います。

蛾ヶ岳の登山口です。味のある看板があります。

誰にも言ったこと無かったですがおれは実は志摩リンなので、何をするにもソロが好きです。したがって今回もソロ登山です。

写真だとわかりにくいですが四尾連湖が木々の間から見えます。

地味な上りを延々と進むと、そのうち大畠山と蛾ヶ岳の分岐に着きます。

蛾ヶ岳名物の馬の背です。英語で言うとブレイブメンロードですね。

もう一つの馬の背です。蛾ヶ岳はあんまり特徴のある山ではないんですが、唯一よその山にはあまり無い特徴が、この馬の背です。落ちたら死ぬということも無いですし、そもそも落ちないので、そんなに怖くはないです。

このへんはアップダウンがあまり無いので快適に歩けます。それはそうと落ち葉が深くて歩きにくいです。落ち葉が溜まっているのは恐らくは登山者があんまり居ないからでしょう。おれも5,6回登ってますけど、毎回、すれ違うのはせいぜい2,3組の登山者だけです。

蛾ヶ岳の山頂目前はバリバリに急な登りです。ここはマジで大変です。

登頂!たいへん粋なことに、この山は、山頂付近以外では富士山がまったく見えない代わりに、登頂と同時に視界がひらけて富士山が見えるという仕組みになっています。

富士山がまあまあ近いのでデカく見えます。

反対側を向くと、甲府盆地を見下ろす眺望が大変すばらしいです。

こいつは八ヶ岳ですね。

「むかしむかし、富士山の神と八ヶ岳の神が、どっちのほうが標高が高いか決めようと考えて、2つの山の山頂に雨樋みたいなのを架けて水を流した。すると水は富士山に向けて流れ、富士山のほうが低いことがわかった。ブチギレた富士山の神は雨樋で八ヶ岳の頭をカチ割り、八ヶ岳は今のように山頂が8つに割れた変な形になって、卑劣にも富士山は日本一の座を獲得した」といった神話が存在します。やっぱし世の中なんでも暴力で解決するのがイチバンですね。

こういうのをバクバク食べます。

手前には四尾連湖が見えます。奥の山は日本2位の高峰・南アルプス北岳を含む白峰三山という山です。1279mの蛾ヶ岳に対して北岳は3192mもあります。

続いて大平山(おおびらやま)に向かいます。よく見ると写真にも写っているんですが、木の隙間から富士山が見えます。冬は落葉しているので、富士山に限らずいろんな山が木々の間から見えて楽しいです。

しばらく進むと、大平山の山頂まで向かう道と、山頂を迂回して更に奥にある釈迦ヶ岳に向かう道の2つに分岐します。おれは大平山に行きたいので山頂まで向かう道を行ったんですが、登山道がかなり不明瞭で、道が分かりづらいので注意が必要です。迂回するほうの道はわかりやすいです。

YAMAPを見ながら登山道(といっても破線ルート:登山地図では危ない道を破線で書く)を外れないように歩いて行くんですが、途中から踏み跡が一切無くなってしまい、本当にこっちで良いのか?という不安な気持ちでいっぱいになります。

大平山山頂まで行くのは読図に慣れていない人はやめておいたほうが良いでしょう。おれは読図に慣れていないのでやめておけばよかったと思いました。

大平山に到着しました。平らなのに山なの、すっごく変ですね。富士山が正面に見えますが、それ以外には特に眺望はありません。客はおれだけでした。登山道の荒廃ぶりから見ても、あんまり人気のある山ではないっぽいです。

かなり絵になる富士山が見えます。めっちゃいいですね。

ここで引き返すと往復4時間程度の山歩きになって体力的にかなり丁度よいんですが、おれは山に飢えているモンスターなので更に奥に向けて進みます。次に向かうのは釈迦ヶ岳です。

木です。

うめー、ボリボリ食べていたら一瞬で1枚無くなりました。

車道に出ました。低山を縦走するやつをやると、こうやって車道に出てしまうことがたまにあるんですが、「車道あるんかい」「ここまで車で来れたのかよ」「今までのはなんだったんだ」みたいな気持ちになります。

若干心配な感じのハシゴが設置されてます。

道中、富士山がやや見えます。

到着!めちゃくちゃ疲れました。

眺望はこんなもんです。あんまり眺めを求めて行く山ではないですね。

山でサラダチキンを食うと、塩分とタンパク質が補給できてかなり捗る、ということに最近気づきました。ちょっと前まで同じ理由で生ハムを食べていたんですがサラダチキンのほうがコスパが良いです。

カントリーマアムのオバケみたいなクッキーを食べます。カントリーマアムは年々小さくなっているので、逆に言うと江戸時代はこのくらいの大きさだったに違いありません。

ひったすら引き返します。低山を縦走して来た道を戻ると帰りが苦痛ですね。

蛾ヶ岳山頂まで戻ってきました。死ぬほど疲れています。

完全下山しました。

四尾連湖に寄ります。キャンプ場の管理をしている水明荘という山小屋みたいな施設でコーヒーを飲みます。水明荘の中はゆるキャン関係のアイテムが鬼のように飾られています。

志摩リン

コーヒーはバカウマで湖もきれい、神ですね。

帰りに「みたまの湯」という、このへんでは有名な温泉に入ります。

これは休憩室の窓から撮影した写真ではあるんですが、こんな感じで盆地の夜景を見下ろしながら露天風呂に浸かることができます。めちゃ良い温泉です。それはそうと10時間くらい山にいたので流石に鬼疲れました。

蛾ヶ岳よりも奥は、登山道があまり踏み慣らされていなかったり、電波がつながらなかったり、眺望がそんなには良くなかったりと、ややハードな道でした。その代わりに激しいアップダウンもそれほど無く、楽しく気ままな登山ができました。大体の人は蛾ヶ岳で引き返してしまうかと思いますが、体力のある人は釈迦ヶ岳まで行ってみてはどうでしょうか。落葉しているこの時期がおすすめです。

せろりんでした。

コメント

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