最近飲んでるお茶 2022年6月の部ーー午後の紅茶おいしい無糖ジャスミン、キャッスルトン、オーガニックホワイトティー

おはせろ!

せろりんです。

買ったばかりの車を車検に出したら法定費用やら修理やらでなんやかんや15万円くらいかかってしまい、怒りのあまり卓上調味料を全部倒してしまいました~!

午後の紅茶おいしい無糖ジャスミン(キリン)

最近コンビニでよく見るお茶です。「午後の紅茶 おいしい無糖」のシリーズのジャスミン茶ですね。近所のコンビニで400mLで140円くらいでした。

なんにも知らないピュアな気持ちで商品名を読み上げてみると、紅茶なのかジャスミン茶なのかハッキリしろよ!と思ってしまうところですが、実はこれは紅茶でありジャスミン茶でもあるという商品です。

通常、ジャスミン茶は緑茶の茶葉にジャスミンの花の香りをそっと吸着させたお茶です。ところがジャスミン茶の中には緑茶の代わりにウーロン茶や紅茶やプーアル茶をベースに使っているものもあるらしく、この商品は紅茶をベースにしたジャスミン茶です。

緑茶以外をベースにしたジャスミン茶ってなかなか売っているのを見ない超レアキャラなので珍しいな~と思って買ってみた次第です。

スッキリした味わいで美味いです。茶葉から淹れたお茶と比べると渋みやコクが抑えめで、代わりに甘みとスッキリ感にステータスが振られています。このへんはベースとなっている「午後の紅茶 美味しい無糖」の特徴そのままです。

飲み干してみるとジャスミンの花の香りがそっと鼻を抜けていきます。世の中のジャスミン茶の中にはジャスミンの香りが強すぎてアンバランスな印象を受けるものも存在するんですが、コイツは香り控えめで紅茶の香りとの調和がとれています。

茶葉はインドとスリランカのものを使っているらしく、うち20%がダージリンらしいです。たしかにダージリンっぽい華やかな香りがします。

なかなかうまいので最近よく買っています。

ダージリン キャッスルトン茶園 ティッピークローナル(ルピシア)

今が旬!春摘みのダージリンです。

ダージリンは収穫時期ごとに春摘み、夏摘み、秋摘みの3種類があり、同じ茶園のダージリンでも収穫時期が違うと味がぜんぜん違います。特に春摘みは1年の最初の時期に摘まれるお茶っ葉なので初物として縁起が良く、江戸時代には女房を質に入れてでもダージリンの春摘みを飲めと言われていたとかいないとかいう話です。

ところでダージリンは栽培農園によっても味がぜんぜん違います。で、今回買ったのはキャッスルトン茶園というダージリンでは一番有名なお茶園の商品です。当サイトに何度も登場していることからもわかるように、何を隠そうおれはキャッスルトン茶園が推しです。

推しといっても別におれはそんなにダージリンの茶園について語れるほどいろいろ飲んでいるわけではなく、まあガチのにわかなんですが、それはそうとやっぱりキャッスルトンは安定してメチャうまいな~と思います。

葉っぱの形がそのまま残っているイカつい茶葉ですね。見るからに高そうです。40g3200円でした。たけえ~。

淹れ方:よく温めておいたポットに茶葉6グラムと熱湯300gを注ぎ2分待つ。

メチャうまいです。飲み下すと口の中いっぱいに朝露をまとったかのような瑞々しい草花の香りを感じます。味覚は5種類くらいしか無いらしいのに香りは1万種類くらいあるらしく、このすばらしい香りをそれっぽい言語にすることができずに「草花」「朝露」みたいなふわっとした表現しか使えない口惜しい限りです。味わいは優しくやわらかで、緑茶のような角の取れた渋みが印象的です。癖が少なく飲みやすい味わいはいかにもキャッスルトンっぽいです。

ダージリンにおけるキャッスルトン茶園は、「その筋の人なら誰でも知ってる」「ちょっと高い」「けど高品質」みたいな要素を兼ね備えているブランドです。つまり、パソコンで言うところのマッキントッシュ、アイスで言うところのハーゲンダッツ、スピーカーで言うところのBOSE、牛肉で言うところの松阪牛、車で言うところのベンツ、ピュアオーディオで言うところのマッキントッシュ、ハンバーガーで言うところの…モスのようなポジションに居る茶園です。

そういうわけなので、キャッスルトンはあまりにもメジャーで品質も知れ渡っており、キャッスルトンが好きだと言うとダージリンのガチマニアから馬鹿にされそうで怖さはあります。こういうときは、もっと「は?」「なにそれ」「そんな茶園あったっけ?」みたいな感じの誰も知らないマイナー茶園を推し茶園として紹介して通ぶって見栄を張ってマウントを取っていきたいところではあるんですが、でもたしかに実際飲んでみるとキャッスルトンのダージリンは味や香りがわかりやすい上に癖も少ないので飲みやすく、もっと通ぶりたい虚栄心に反してついつい安定のキャッスルトンを選んでしまいます。

オーガニックホワイトティー(クリッパー)

イギリスのお紅茶ブランド「クリッパー」のホワイトティーです。

ホワイトティーは「白茶」とも呼ばれるお茶です。中国には「白茶」のように色の名前がついたお茶がいくつかあります。最も有名なのは紅茶と緑茶なわけですが、ほかにも、黄茶、青茶(ウーロン茶)、黒茶(プーアル茶)なども存在します。

いろいろある色系のお茶の中でも、白茶はごくわずかに発酵させた茶葉をシンプルな製法で製茶した原始的なお茶です。作り方が簡素であるゆえに茶葉の味や製茶の良し悪しがモロに出るらしいですよ。基本的には高級品しか出回らないのが白茶です。

ティーバッグの布は無漂白なのがこだわりらしく、若干茶色がかっています。ティーバッグをとじるのにホチキスを使っていないのもエコいいですね。

おれは普段、べつにエコをそこまで熱心に心がけているわけではなくアクセルを不必要にバコバコ踏んで遊ぶなどしているんですが、とはいえお茶は自然の恵みにほかならないので、お茶を飲むときくらいはエコでありたいな~と思いながら茶をすすっています。

淹れ方:よく温めておいたカップにティーバッグ1袋を入れて200mLの熱湯を注ぎ2分蒸らす

見た目は緑茶と紅茶の中間ですね。

味はフルーティーなウーロン茶って感じです。渋みはそれほど強くない一方で、コクも控えめなのでそれほど強くない渋みが逆に主張してくるという謎の攻防が発生しています。香りは実にフルーティーで、レーズンをベースにいろんなドライフルーツを砕いてミックスしたかのような複雑で芳醇な香りです。最初はイマイチ慣れない味だな~と思っていたんですが、3杯くらい飲んでいると良さが分かってきて、メチャうめ~って思うようになりました。

ティーバッグ20杯入で909円でした。1杯45円するので微妙に高級品なんですが、缶ジュース買うよりマシだろ!って叫びながら何も気にせずにガバガバ飲んでます。たしかに缶ジュースよりは安いんですが、これを飲む代わりに缶ジュースを買わなくなるかというとそんなことはないので飲み物代はかさむばかりです。インターネット歴が長い人ならメンマ代1万かかってる人のことをご存知かと思いますが、おれも喫茶店でコーヒー飲むのとか自販でジュース買うのとか入れると飲み物代は軽く1万を超えていそうで流石にヤベ~と思っています。

陶芸してるぞ!

終わりだよ~。

せろりんといえば1年くらい前に陶芸を始めたことで有名なわけですが、1年経っても飽きる気配なく楽しく陶芸を続けています。

これは友達にあげる用に作ったカニ絵の小皿です。自分用の食器は一通り作ってしまったので最近は友達にあげる作品をたくさん作っています。

こういう手作りの贈り物は相手が気に入ってくれなかった場合捨てるに捨てられず地獄なので、気に入られなかったとしてもあまり邪魔にならないような小さい作品ばかり作っています。

赤土に黒い鉄絵でカニを書いた上で一部に緑色のうわぐすりを少しだけかけた作品です。こういう様式の作品を織部焼と言い、織部焼は変な絵を書いたやつが優勝みたいな風潮があるジャンルなのであえてデフォルメしまくったデカいカニを書いています。こういうカニの絵の皿は魯山人が好んで作ったらしく、おれもパクってみた次第です。

こっちはクラゲ絵のぐい呑みです。多治見市の美濃焼ミュージアムに収蔵されているお茶碗を完全にパクって作ったぐい呑みです。

鳴海織部茶碗(なるみおりべぢゃわん) Narumi oribe tea bowl | 多治見市美濃焼ミュージアム
1300年有余の歴史をもつ美濃焼。志野・織部など桃山陶を中心に各時代の焼き物約150点と、人間国宝をはじめ美濃を代表する陶芸家の作品約50点を常時展示し、年4・5回の企画展とともに「美濃焼の流れと魅力」をお伝えします。岐阜県陶磁資料館の名が変わり、平成24年4月から「多治見市美濃焼ミュージアム」としてスタートいたしまし...

原作の絵は、実はクラゲではなく草に降り積もった雪を描いているらしいです。変な絵を書いたやつが優勝みたいな風潮ここに極まれりって感じの変な絵で大好きです。

この作品については自分でもかなりよく出来たと思っているんですが、しかし贈答用に作ったものなので贈答しないといけないのが辛かったです。

終わりだよ~。

せろりんでした。

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