最近飲んでるお茶 2022年7月の部ーーAkarin5Tea、屋久島ファーストフラッシュ、プリンセスライチ

おはせろ!

おれが最近飲んでるお茶を紹介する謎の記事、7月の分です。

Akarin5 Tea(株式会社アグリコミュニケーションズ津軽)

太宰治の実家の目の前にあるお土産屋さんで買ったお茶です。といってもこれはお茶と言っていいのか、なんとも言えない商品です。

アップルティーといえば普通は紅茶にりんごの香料かりんごそのものを入れたお茶なわけですが、このお茶はりんごそのものを乾燥させたもの100%で出来たお茶で、紅茶葉は入っていません。

使っているのは太宰治の実家がある青森県五所川原市産のりんごです。ただのりんごではなく、果肉まで赤いとかいう謎のりんごを使っているのが売りらしいです。りんご100%のお茶とかいう時点でかなり謎なのに原料のりんごも謎という、謎の2乗をかましてきていて、そんなに生き急がなくてもいいだろと思います。

ティーバッグ5個入で600円くらいでした。

淹れ方:温めておいたカップにティーバッグ1個とお湯150mLを注いで10分放置

味は薄めたりんごジュースにやや紅茶っぽい風味を足した感じです。

弱い甘みとほのかな酸味とそれなりのりんごの風味があるのはまあいいとして、紅茶が入っていないのに謎に紅茶っぽい香りがするのは不思議です。おそらくりんごを乾燥する工程で、りんごの成分が変質してなにかそれっぽい物質が誕生してるんじゃないかと思います。どんな植物もほっとくと紅茶みたいな風味になるのかもしれないですね。

「薄めたりんごジュース」と表現するとおいしく無さそうと思われるかもしれないですが、個人的には割りといけます。なにを隠そう、おれはコーラを水やお湯で薄めてお茶の代わりに飲みまくっていた時期がある人間です。大体の飲み物は甘みを感じるか感じないか位の濃度に薄めると、味や香りが繊細になってお茶っぽい味わいになる法則があるような気がします。コーヒーだって薄めると麦茶みたいな味になるって言われているわけです。コーラも薄めて飲むことでスパイス成分の香りが際立って落ち着く味わいになります。

屋久島微醗酵緑茶「沙羅」(屋久島ファーストフラッシュ) 深山園

ダージリンのファーストフラッシュを物色していたら発見したお茶です。Amazonの商品ページに「屋久島ファーストフラッシュ」と書いてあったのが気になって買ったお茶です。ただパッケージには特にファーストフラッシュとか書いてなくて謎です。

“flush”には芽吹くとか萌え出るみたいな意味があるらしく、要するに1年で最初にお茶が芽吹く時期(春)に摘まれた新茶のことをファーストフラッシュと呼びます。このお茶は屋久島産のお茶っ葉のファーストフラッシュをちょっとだけ発酵させて作ったお茶らしいです。

このお茶が何茶なのかはあまりハッキリしないところです。パッケージには「微発酵緑茶」と書いてありますが、緑茶とは不発酵茶のことである一方で、微発酵茶はウーロン茶のことなので、トゲアリトゲナシトゲトゲみたいな謎さがあります。

まあでも微発酵ってのが嘘じゃないのであれば要するにウーロン茶なんじゃね、とおれは思います。実際、味や茶葉の見た目はほとんどウーロン茶です。

淹れ方:温めておいたポットに茶葉10gと熱湯400gを淹れて1分間蒸らす。同様の淹れ方で3煎目まで美味しく飲める。

激ウマでした。台湾の発酵浅めのお高いウーロン茶特有の、高級なお花屋さんのような香りがプンプン漂ってきます。そのほかにもいろんな香りが詰まっています。緑茶っぽいブドウのような果実香や、ウーロン茶特有のスモーキーな香りもします。中国茶っぽさもあり高いダージリンっぽさもあり緑茶っぽさもある不思議な香りです。

香り高いお茶って味はいまいちなことも多いわけですが、このお茶は味もしっかりしています。どっしりとした苦味と渋みがある一方で、渋みは舌を刺すような嫌な感じは無く、ガブガブ飲めるバランスの良い味です。どんなお菓子や食事にも合いそうなバランスの良さがありながら、単品でじっくり飲んでも飽きの来ない、とても香り高いお茶です。

なんといっても100g1620円とかいう安さが魅力です。もちろんお茶が100g1620円もするのは別に安くはないんですが、三番煎じくらいまで美味しくいただけることと、クオリティの高さを考えるとこの値段はかなりコスパがいいです。ティーバッグもあるのでいかがでしょうか。

プリンセス ライチ(TEA POND)

TEAPONDで買ったフレーバーティー「プリンセス ライチ」です。楊貴妃がライチ大好きだったからプリンセスライチという名前になっているっぽいです。

TEAPONDの実店舗に行ったときにお店の人がこれの試飲を配っていたので頂いてみたところメチャうまかったものの、そのときはなぜかスルーし、なんやかんやあって数ヶ月経ってからアレうまかったなーと思い出して通販で買いました。おれの人生そんなんばっかりです。

100g1080円でした。

茶葉からライチの香りが漂ってきてメチャうまそうです。

茶葉にはヤグルマギクとかいう謎の花と薔薇が入っていて見た目が美しいですね。

淹れ方:温めておいたポットに茶葉6gとお湯400gをいれて3分蒸らす。

ライチの香りがプンプン漂いまくってきます。おれはフレーバーティーってそんなに好きでもないので飲む前からやや減点してしまっているんですが、一方でライチとかいう果物は超好きなので大幅加点が発生してトータルでメチャうまいな~と思います。茶葉は渋み抑えめの甘み強めで、香料に合わせるにはバッチリな無難な味です。茶葉は中国のものを使っているらしく楊貴妃演出の芸が細かいですね。

冷静に考えると試飲を配っているということは味に自信があるということなのでうまいのは当然だよなと思います。ヤグルマギクと薔薇の味はよくわからなかったです。

クラゲ羊羹を食うぞ!

終わりだよ~。

山形県にある鶴岡市立加茂水族館に行ってきました。

加茂水族館はクラゲばっかり展示していることで有名な水族館です。クラゲってキモいイメージが根強いですし、実際キモいんですが、加茂水族館はうまいことライトアップしてキレイっぽく展示することで、あれ、クラゲって悪くないかも、美しいかも、興味深いかも、と思わせてくれます。メチャ好きな水族館です。

それを羊羹にしたものがこちらです。よく見るとつぶつぶのクラゲがちらほら入っていて、こういう変な食べ物が苦手な人からすると苦手なビジュアルなんじゃないかと思います。いざ実食してみるとクラゲの影はかなり薄く、なーんかツブツブしたものが入っていて舌触りが悪いな~としか思いません。何も言われずに目隠をして食ったら普通の羊羹としか思わないレベルです。

新たなマリアージュを求めて羊羹にクラゲ塩をかけてみたんですが、クラゲ塩に至ってはクラゲのつぶつぶ感すら無く、口の中で完全に溶けて無くなります。マジでクラゲどこ行ったんだよと思います。食塩にカロリーは無いわけですが、栄養成分表を見てみるとクラゲ塩には100gあたり68kcalがあるらしく、普通に考えれば68kcalはそのままクラゲ成分のカロリーなんだと思います。無駄にカロリーとって何やってんだおれはよ、と思ってしまうところですが粒が大きくて塩としてはかなり美味いので良い買い物をした気がします。うまいのでたまに塩だけ舐めているんですがクラゲ成分はガチでわかりません。

終わりだよ~。

せろりんでした。

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