せろりんです。
おれが月イチで高尾山に行く謎の定期連載です。
早朝に出発するぞ!
いろいろあって午前2時に起床してしまいました。せっかく早起きしたので高尾山が稼働を開始する姿を見ようと思って京王高尾線の始発に乗ってやってきました。
定点観察です。
始発でもなんだかんだ人がいますね~。とはいえ昼間と比べると激空きです。
日の出直後なのでさすがに薄暗いです。
まだまだ紫陽花が咲いています。
始発の時間でも下山してくる人がちらほらいて、この人たち何者だよと思いました。車で来たのか、おれみたいに地元民なのか、どっちかでしょうか。
それはそうとこの時間は挨拶される率が非常に高いです。日中の高尾山は人が多すぎて挨拶なんてしていられないわけですが、よその山だと登山中はすれ違った人に挨拶をするのがマナーだと(誰が決めたのか知りませんが)されています。
たぶんこの時間に下山してくる人は登山の猛者なので、山では基本挨拶をするというマナーが染み付いているっぽいです。普段の高尾山を知っていると挨拶されまくるのは新鮮ですね。
原付が山道を走っていきます。たぶん上にある売店の人でしょう。
登頂したぞ!
1号路をサクサク登って山頂につきました。涼しい上に人が少なくてよかったです。
富士山もバッチリです。写真の右下あたりの観覧車はたぶん相模湖プレジャーフォレストです。
売店の軽トラがやってきました。もみじのステッカーは高尾山薬王院でお祓いかなんかを受けると貰えるもので、八王子に住んでいるとこれを貼っている車はマジでよく見ます。おれは実はそういう地元の連帯感みたいなのが割と好きなので、いつかステッカーを入手して車に貼りたいなーと思っています。
3号路から下山するぞ!
帰りは3号路に寄っていきます。3号路は1号路の側道で、1号路から分岐して2kmほど歩いた後にまた1号路につながる道です。
わりとちゃんとした山道です。
高尾山の1号路から6号路には二つ名みたいなのがあります。たとえば1号路は「高尾山の自然と歴史コース」となっていて、その登山道の見どころが二つ名になっているようです。
で、一つ一つよく考えて二つ名が付けられているな~と一瞬関心してしまうわけですが、冷静に見ると「高尾山の森林コース」「高尾山の植物コース」とか、「人と自然コース」「自然と歴史コース」みたいな、そこまでは違いが無さそうなのもあってなんともいえない気持ちになります。
勉強になる看板です。
木には、成長が早い代わりに太陽光がたくさん無いと育たない陽樹と、成長が遅い代わりに少しの太陽光で生きていける陰樹があって、誕生したばかりの森は陽樹が覆い尽くしているけど時間が経つにつれて陰樹が増えていく、みたいな定番の流れ(植生遷移)があるらしいです。看板にはそんな感じのことが書かれています。おれは高校生物でそういう勉強をしたのでちょっとだけわかるのです。
「逆じゃね?ざこざこの陰樹より陽樹が森を支配するはずだろ?」って気もしますが、それなりに木が多くなってくると、陽樹は芽生えることができても育てないので結果的に陰樹優勢になるんだそうです(極相)。ロジカルでおもしろいですね~。高校生物は基本的に地獄のような暗記科目ではあるんですが、森林の単元はロジカルでわかりやすく理解重視っぽいので好きな分野でした。
1号路に復帰しました。途中、上半身裸でリュックを背負ったの老人がいて、登ってくる人に片っ端から声をかけていて迫力がありました。
下山しました。
昭和天皇感のある格言が掲載されています。
この時点で朝8時だったので、朝早く行動を始めると1日が長くて得だな~と思いました。ただ帰ってからすぐに3時間くらい昼寝してしまって、人間が元気に起きていられる時間は一定なんだから何時に起きようがべつに得とか損とか無いな、と思いました。
終わり。
せろりんでした。
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