今月の高尾山 2022年9月――日没、深淵、リコリス

八王子

せろりんです。

おれが高尾山に行く謎の定期連載です。

高尾山口駅までやってきました。いま16時15分です。今日の日没が17時30分くらいなので、普通の山だったらこんな時間から登るのは危なすぎてガチでヤバいです。

夜の登山は基本的に非常識だとされている一方で、富士山とか筑波山のように「装備があれば夜登ってもまあいいよね」とされている山も日本にはあるにはあります。高尾山の1号路もそういう認識がされがちな山の一つです。

ただ、いくら高尾山1号路でも夜の登山となると防寒着とカッパと地図とライトくらいの装備は必要だと思いますし、暗いというそれだけで何かとリスクがあるのは間違いないので、本当はあまりカジュアルに夜の登山をするべきではないことは一応書き添えておきます。

定点観測です。

駅前にあった謎の売店がセブンに変わっていました。

入山します。既に薄暗くなりつつあります。

下山してくる人がメチャ多い一方で、少数ですが登っていく人もいます。

この看板は1号路にずっと貼ってあるものです。ところがおれはこういう鳥を見つけられた試しがありません。

あんまり周りを見ずに登山しているのが良くないのかもしれませんね。

高尾山にはサルやムササビやテングも生息しているらしいんですが、そいつらも見かけたことがありません。ムササビは夜行性らしい(ソースはヤマノススメ)ので今回は見れるかな、と思ったんですが、やはり居ませんでした。

高尾山ビアマウントまでやってきました。このあたりは売店や自販機がある上に、すぐ近くにケーブルカーの駅もあるので、ここまでくれば安心なセーブポイントです。

ビアマウントは期間限定営業で10月15日には終わってしまうようです。メチャメチャメチャ行きて~と思う一方で、大人は税込み4200円なので、酒が飲めないおれからすると流石に高いなと思ってしまいます。もちろん、ビールをガバガバ飲む人からすると妥当な価格なんだろうとは思います。

おれも酒が飲める肉体に生まれて高尾山ビアマウントで下界を見下ろしながらビールをガバガバ飲みたかったなあと思います。

高尾山ビアマウントの近くの広場から見える風景です。ビアマウントは特徴的な見た目なので地上からでも稀に建物が見えます。ビアマウントから地上を覗くとき、地上もまたビアマウントを覗いているのかもしれません。

これは高尾山に謎に設置されている折り紙アートです。これまで「なんか設置されとるな」としか思っていなかったんですが、よく観察してみると季節によって展示内容が変わっているようです。ポツンとこれだけ展示されているので、どこのどちら様が展示してくれているのか等の詳細は不明です。

9月は彼岸花がテーマのようです。いま世間はなにかと彼岸花の旬が来ているっぽく、季節感があっていいなと思います。この日もメッチャ涼しくて快適に登山ができました。

山頂の売店が店じまいをしたようで、たくさんの車が坂を下っていきます。

なんやかんやあって山頂に到着しました。かなり暗くなってきています。

富士山は見えません。富士山見える率は体感で3回に1回くらいかなーと思います。

すっかり日が暮れてライトなしでは足元がおぼつかない状態になってきました。

ビアマウントまで戻ってきました。夜景が綺麗かと思いきや、八王子は田舎すぎるのか迫力がイマイチ足りなかったです。

下山しました。超明るいライトを持っていったんですが、それでも足元が不安で怖かったです。

空いていたのもあって山歩きはメチャ楽しかったんですが、夜の登山がそれなりに危険なのはガチだと思うので登山慣れしていない人はそれなりの準備をした上で2人以上で行くといいんじゃないかと思います。

ここは駅の近くの「山の家」なる施設らしく、いまは作っている最中のようです。そういえば2ヶ月くらい前に来たときはここにあった民家で工事を行っていた気がします。定期的に来ると変化がわかって楽しいですね。

ニュースを見ると「“山側のタイムズスクエア”という立地を活かした、東京の『高尾山ならでは』の体験とブランドコミュニケーションを可能に」みたいなふわっとしたことが書いてあってよくわかりませんけど、基本的にはカフェっぽいです。開店が楽しみですね。

そういう感じで帰宅しました。メシはセブンのよくわからないパスタを食べました。

終わり。

せろりんでした。

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