せろりんです。
スリランカに行ってきたのでブログを書きます。前編です。
一瞬マレーシア編→一瞬南インド編→スリランカ前篇→スリランカ後編 で読むと時系列順になっています。
スリランカのバスはマジでヤバい

こんにちは~。スリランカ・バンラダラナイケ国際空港にやってきています。
空港から市街地(コロンボ)までは車で40分くらいの距離で、バスかUberタクシーで行くしかありません。Uberは2000円くらいかかる一方で、バスなら200円くらいで行けてしまうのでバス一択らしいです。

バス乗り場がよくわからなかったので、ありえんくらいイケメンの警備員の兄さんに道を聞いたところ「そこを行くとスリーイラーがあるから右に行って、なんちゃらかんちゃらで、道を進むと市街地までの道路があるからバスに乗る」みたいなことを言っていました。
おれのリスニング能力が終わっているせいで全体的に何言ってるのかわかりませんでしたしスリーイラーがなんなのかもわかりませんでしたが、とにかくそこを進めば3つの”イラー”なる何らかのわかりやすい目印があって、そこを右に進めばバス停があるということは文脈からわかったので「オーケー」とか適当に返事をしました。すると、めちゃくちゃ親切なことに「私の説明わかりました?」聞いてくれたので、実はわかっていないけど「Yes,Yes,センキュー」と答えてその場を去りました。
あとで分かったことですが、あの兄さんは「スリーホイーラー(トゥクトゥク)がそこにいるから、それに乗ってバス停に行け」みたいなことを言っていたっぽく、バス停まではかなり歩く羽目になってしまいました。人の話はちゃんと聞くものだなと思いました。

で、バス停があるらしい場所の近くを歩いているとバスが走っていて、窓から「コロンボコロンボコロンボコロンボコロンボ!!!!!」とイカれたように叫んでいる人がいたので、たぶんこれに乗ればコロンボ市街にいけるんだなと思って勢いで乗りました。
後でわかったことですけど、この、地名をひたすら連呼しながら走り、バス停とか関係なくそこらじゅうで人を乗降させる謎のスタイルはスリランカのバスの定番らしく、街中のいたるところで何度も「コロンボコロンボコロンボ……」とか「ダンブッラシギリヤナンチャラダンブッラシギリヤナンチャラ…」みたいな掛け声を聞きました。
スリランカのバスはどれも内装がガチでイカれていて、しかも狂ったようにでかい音量でスリランカっぽい謎の音楽をかけているので迫力がありました。

最初はアジアっぽくてめっちゃおもしれ~と思ったんですが、死ぬほど乗り心地が悪いし、うるさいし、暑いし、だんだん疲れてきて20分くらいで飽きてしまい後半はグッタリしてしまいました。
で、料金を払おうと思ってハウマッチと聞いたところ400ルピー(200円くらい)と言われたので1000スリランカルピー札を渡しました。すると何故かおつりが返ってこなかったので、チェンジプリーズと言ったところ「今おつりがないから後で渡す」みたいなことを言われました。
そして、降りるときにもう一度「チェンジ」と言ったところなぜか200ルピーしか返ってこず、なんかもうめんどくさいし、グッタリして気分が悪いので何も言わずに降車したところ、バスが走り去っていくときに料金回収係の青年に「バァ~~↑イーw」とか言われてクソ腹立ちました。
スリランカ人はわりとすぐぼったくってくるので、徹底抗戦しないと金だけでなく誇りすらも失うことになります。おれは誇りを失いました。

そういうわけでスリランカのバスにはバス停という概念がないですし、ぼったくられてもなおメチャクチャ安いので、活用すると非常に便利です。ただ、ガチで乗り心地が悪く、しかも排気ガスとプラスチックの焚き火で空気がめちゃくちゃ臭いので長時間は耐えられません。おれは後日に乗ったキャンディからダンブッラの2時間乗車からの、ダンブッラからコロンボの5時間乗車で喉をやられて咳が止まらなくなりました。
運転も世界一ヤバくて、対向車がいるのにわずかな隙間を縫ってクラクションを鳴らしまくりながら追い越しをかけるようなことは日常茶飯事です。「スリランカではデカい車ほど偉い」と誰かのブログに書いてありました。

ちょいちょい超満員になるのも厳しいです。キャンディからダンブッラの2時間のバスに乗ったところ、メチャクチャ満員で立つことになってしまい絶望です。
ところが、20分くらい立っていると、座っていたおじさんが途中で席を譲ってくれました。めちゃくちゃ親切なおじさんです。スリランカ人は悪いスリランカ人と良いスリランカ人の振り幅が激しすぎて、人間にはいろんな奴がいると一応文章では理解しているつもりのおれでも頭がバグります。
この記事を読む人には是非知っておいていただきたいんですが、スリランカ人は基本的にメチャクチャいい奴です。観光が絡むとぼったくってきがちなだけで、仏教国だからか大抵の人は日本人よりもずっと親切な気がします。ネタになるので悪いスリランカ人の話ばかりしていますが、それと同じくらい親切な人もいました。

満員になるとドアにしがみついて移動する人間も現れます。おじさんが席を譲ってくれたおかげで窓から余裕で写真を撮れてますけど、おれがしがみつく側になっていた可能性もあるわけで、本当におじさんありがとうと思います。世界一親切な人です。
こんな感じで窓の外を眺めていると、18歳くらいのヤンチャそうな青年が「Where are you from?」「名前は?」「Hiマイフレンド、My name is ”サトゥ”!」とめっちゃ話しかけてきました。
隣にいる男を指さして「彼は”マイ”、ベストフレンドだよ」とか言ってきて、知らねー誰だよと思いながらナイスチューミチューとか言って握手していると、サトゥが誰かに電話しはじめて「ナンチャラカンチャラジャポン、ナンチャラカンチャラ」と現地の言葉で喋っていました。
「ア~やべ~、これどっか途中で降ろされてトゥクトゥク呼ばないといけない羽目になるやつで、いまサトゥが電話してる相手はきっと降ろされる場所にいるトゥクトゥク運転手で、おれは今からその運転手にぼったくられるんだ…これとまったく同じパターンの詐欺、なんかで読んだぞ……どうしよう…どう切り抜ければ……」と頭をフル回転させていたところ、「My home is here!」とか言って普通にそのへんでバスを降りていって、サトゥくんはただのめちゃくちゃ人懐っこいスリランカ人だったようでした。マイくんと仲良く過ごしていてほしいですね。
「仏教のお祭りをやってる」はすべて詐欺です

そういうわけで事実上の首都・コロンボにやってきました。南~東南アジアはどこもそうっぽいですけど、スリランカには歩行者優先という概念が無く、猛スピードで走っていく車の中を少しずつ横断しないと道路を渡れません。
車通りが激しくてなかなか渡れずに困っていると、スリランカ人のオッサンが一緒に横断してくれて助けてくれました。その人はめっちゃフレンドリーで、「Japan?コンニチハ!」「私はポリスをやっている」「去年Japanの首相を警護したこともある」とか聴き取りやすいゆっくりの英語でメッチャ喋っていました。
おれが「Kishida?」と聞いてもポカーンとしていたのは謎でしたが、とにかくなんとなくいい人っぽかったです。身なりもキレイで、たしかにコイツなら増税メガネを警護してもおかしくないなと思わせるオーラを漂わせていました。
で、いろいろ話していると、「今日はBuddhist Festival(仏教徒のお祭り)をやっているんだ。あと30分くらいで始まるから一緒に行こう」とか言ってきました。なんか怪しいけど助けてくれたし、いい人っぽいから無下にはできないし、でも面倒だからちょっと一緒に歩いて途中で理由をつけて帰ろう、と思いながら一緒に歩いていると、いろんなことを話してくれました。
・「スリランカには3つ世界に誇るものがある。ひとつはセイロンティー。もうひとつはシナモン。そして最後はサファイヤ!」
・「ガールフレンドはいるのか?ラブラブチュッチュ?」
・「あさってヌワラエリヤからダンブッラまで行くの?!それは移動がとても大変だよ!」
・「スリランカ人はブッディスト。日本人もブッディストだからわたしたちはフレンドだ」
・「スリランカは治安が悪いから気をつけたほうがいい。スリが多いからパスポートは体から離さないように。だから私は決して君にボディタッチしない」

みたいなことを歩きながら話していると、「もうすぐ仏教のお祭りが始まってしまう!トゥクトゥクに乗ろう!」とか言って道端のトゥクトゥクに乗って、価格交渉もしないで「ヘイ!Youも乗るんだ!」とか言いはじめました。
ここでさすがにおれも「あ、これそういう詐欺だな」「このトゥクトゥクはグルで、後で高額料金を請求されるやつだな」「サファイヤがどうとか言っていたのも、たぶんトゥクトゥクで宝石店に行ってなんか買わされる伏線だな」「ガールフレンドがどうとか聞いてきたのもサファイアを買わせるための口実だな」と思ってとっさに「I Dont ride tuk-tuk!」と言って立ち去ろうとしました。
すると自称ポリスのおじさんが「Why?!」とか言うので、おれも面と向かって”お前は詐欺師だ”とは言いにくいですし、英語で詐欺師のことをなんと言うのかもわからなかったので「トゥクトゥクはとても高い」とか言って立ち去ろうとするわけです。すると「スリランカのトゥクトゥクはとても安い!」とか言ってもう一度トゥクトゥクを呼んだので、さすがにめんどくさくなって、ノー!と言って走って近くのホテルの敷地に駆け込みました。さすがにその後は特に追いかけて来なくて、なんとか無事にごまかすことができたっぽいです。
自称ポリスのオッサンはかなり親切でいい人っぽかったですし、出会い方も自然だったので多少信用してしまったのが今思うと迂闊だったなーと思いますけど、面白い話がいろいろ聞けて結果的にはよかった気もします。それに結局1円も払ってないのでおれの勝利な気もします。でもやっぱり、少なくともこのあたりのエリア(コロンボ・フォート地区)では話しかけてくる人間を信用してはいけないなと思いました。
「話しかけてくるインド人は全員詐欺師だと思え」みたいな定型句ってインドに行った人はみんな言いますし、スリランカはほぼインドなので同じことが言える気もしますが、とはいえ親切にしてくれる人も多いので無下にはできないのも事実で、難しいな~と思いました。
あと、あの詐欺師の言うことはウソばっかでしたけど、あさってヌワラエリヤからダンブッラまで行くの?!という驚きだけは真実だったっぽく、実際たしかにその日の移動はメッチャ大変でした。

おれが出会ったタイプの詐欺は、このあたりの地区では実はかなり定番の手口っぽく、よく読んだら地球の歩き方にも注意喚起が書いてありました。別の日にこのあたりを1時間くらい散歩したときは、たった1時間で8人が「どこの国だ?」「ジャパンか、コンニチハ!」「今日は仏教のお祭りがある」「今日はホリデーだ、あなたはとてもラッキーだ」とか話かけてきました。
あまりにも同じ手口で話しかけてくる奴が多くて流石にウザかったので、おれは5人目くらいから「コンニチハ」と言われた時点で「今日はBuddhist Festivalに行きます!」と英語で返して追っ払っていました。
スリランカのトゥクトゥクはマジでヤバい

おはようございます。朝5時半です。そういうわけで今日は電車に乗ってキャンディまで向かいます。電車に乗り遅れそうだったのでトゥクトゥクを捕まえたところ、特に値切ってないのに50スリランカルピー(25円くらい)で行ってくれることになりました。安っす!駅まで1kmくらいしかないとはいえ、早朝でこの値段は流石に安いです。

で、100を渡して50のおつりをもらおうとすると、「300だ」「駅のこっち側だから300だ」とか言ってきました。ハァ~?50って言ったじゃん。
とはいえおれもタイ旅行でトゥクトゥクには多少慣れているので負けていられません。まずトゥクトゥクを降りていつでも走って逃げられるようにします(本当はお金を渡す前には降りておくのがベストですが、うっかりしていました)。トゥクトゥクの運転手はあまり長い時間トゥクトゥクをほっとけないので、いざとなったら人が多い方に向かって立ち去りながら交渉ができる乗客のほうが実は有利っぽいのです。
続いて、もうこの際50のおつりは諦めて、100ルピー札(50円くらい)だけ渡すことにして100を押し付けようとします。すると相手も「300だ」「OK、じゃあポリスに行こう, Go!」とかふざけたことを言い出すので、デカめの声で「You Said 50!!You Said 50!!」と繰り返し叫んで通行人の注目を集めます。そして目をつぶり、おれたちの祖国・日本のことを思い出して、「100 オア 0」と、どっちに転んでもドライバーはあまり得をしない謎の二択をひたすら繰り返し言いながら立ち去ろうとするひろゆきみたいな戦法をとります。すると、流石に諦めて100を受け取って帰っていってくれました。50ルピー余分に取られたのは悔しいですが、早朝であることを考えると100でも相場より安いくらいだと思うので、まあ引き分けといったところでしょうか。
スリランカは物価が安いのでいくらぼったくられても別にいいような気もしますけど、とはいえここでおれが屈したらもっと多くの日本人が騙されるかもしれないので、トゥクトゥクに乗るには国旗を背負って戦う覚悟の準備が必要です。
別の日にもキャンディで、50ルピーということで乗ったときにやはり後から300と言われて揉めたので、そういうのはスリランカではわりと定番の手口っぽいです。タイだと乗車前に合意した価格を覆されることはほぼ無かったですけど、スリランカのトゥクトゥクはタチが悪いみたいです。
そういうわけなので、揉めるのが嫌だったらUberかPickMe(スリランカ版Uber)などの配車アプリを使うのがいいでしょう。ただ、アプリを使うと配車に時間がかかるので、そこは微妙ではあります。それに、300ルピー(150円)くらいなら日本の感覚からすればぜんぜん安いので諦めてぼったくり価格を受け入れてもいいような気もします。しかしその場合、おれたちは誇りを失います。

ある日の夜中、ナヌオヤからヌワラエリヤのホテルまでの山道を移動するためにトゥクトゥクに声をかけたところ、なぜか左隣にスリランカ人の大男が乗ってきました。なんでやねんと思っていると、運転手は「マイフレンドを乗せていくよ」とか言ってきました。
しかし、左側に座られると出口が塞がれてしまいますし、山道だと何かあっても逃げられないので「いざとなったら人が多い方に向かって立ち去りながら交渉ができる乗客のほうが実は有利」理論が粉砕されてしまい、詰んだ~と思いました。これ絶対ぼったくられて、反抗したら二人がかりでしばかれるやつじゃん・・・とめちゃくちゃビビりましたけど、けっきょく何事もなく相場通りの言われた額を支払って解放されました。おれが勝手にビビっていただけで、運転手は単に客のついでに友達を送っていっただけの友達想いのスリランカ人だったようです。
スリランカ人って事あるごとに微妙にぼったくってきますけど、日本人からすると大した額ではないですし、暴力を伴うような犯罪はめったに起きないっぽいですし、なにより一部の悪いスリランカ人以外はメチャクチャいい奴なのでそこまでビビる必要もない気がします。
キャンディで紅茶を飲むぞ!

そういうわけで50って言ったのに300請求してきたトゥクトゥクを振り切って列車に乗ります。
1等車しか予約が取れなかったので1等車に乗ります。それでも2時間乗車で2000ルピー(1000円くらい)なので激安です。

ミルクティー売りがやってきたので1杯もらいました。20ルピー(10円くらい)と言っていたので、安っすと思って100ルピーを渡したところなぜかお釣りが返ってこなくて、ちょっとゴネたんですがごちゃごちゃ言い始めて返してくれる気配がなかったので、一等車で騒ぐのもな~と思って折れてしまいました。悔しいです。

コロンボから3時間ほど電車に揺られてキャンディにやってきました。キャンディは古都で、日本で言うところの京都、タイで言うところのアユタヤみたいなポジションの街です。紅茶好きには”キャンディ”という名前の紅茶が採れることでも有名です。キャンディはブレンドティーのベースとか、アイスコーヒーとかに使われることが多い茶葉で、意識したことはなくてもきっと誰でも飲んだことのあるお茶です。

芋を生地につつんで揚げたやつとミルクティーを飲みます。お茶っ葉がキャンディ産なのかはミルクティーになってしまっているので味をたしかめてもよくわかりません。

スリランカ名物・エッグホッパーです。小麦粉の部分は餃子の羽根みたいな味で、卵を焼いた部分は卵を焼いた味がします。

ドーサです。ドーサはインドのクレープみたいな料理ですね。スリランカはほぼインドなのでインド料理がいろいろあります。めっちゃうまかったです。一生カレー食ってるだけあって、スリランカ人の作るカレーは流石にうまいです。

犬です。

仏歯寺にやってきました。ブッダの歯があるらしいです。

活気に溢れています。

セイロンティーミュージアムにやってきました。実際に紅茶の生産に使われていた機械などが展示されています。

なかなかおもしろかったです。

1000ルピー(500円くらい)で紅茶セットを飲むことができます。紅茶博物館の出す紅茶とか絶対うまいに決まってるじゃん、飲まなくてもわかるわ、と思って飲んだところ全体的に味が薄くてマジで美味しくなかったです。
キャンディって渋みが薄い茶葉なので、ただでさえしっかり目に抽出しないとおいしくないわけですが、そういうレベルではなくマジで薄かったです。紅茶は100度に近いお湯で淹れるのが基本なので熱々の状態で提供されるのが普通ですけど、全体的にヌルくて真面目に淹れたとは思えません。
真ん中のがアイスティーで、あとは左から順番にBOP、OP、緑茶、スパイスティー、シルバーチップス、バタフライピー茶、という並び方です。この組み合わせにも物申したいことがたくさんあります。まずBOPとOPを2種類用意する意味がよくわからないです。BOPはOPを粉砕して茶葉を細かくしたものでしかないので、そこの飲み比べをしても正直別におもしろくもなんともありません。渋みが強くなりがちなBOPを出しておきながらミルクが無いのもどうかと思います。バタフライピーも、おそらくスリランカ産でもなんでもないでしょうし、見た目が派手なだけでバタフライピー自体に味は無いので不要な気がします。

ひどいのはシルバーチップスです。シルバーチップスとは茶葉の新芽だけを集めたお茶で、香り高いかわりに色も味も薄めに出るのが普通です。ただ、このシルバーチップスは薄すぎてもはや味も香りもお湯と区別がつかない状態になっています。

この商品画像を見ると、全体的におれに提供されたものより色が濃いことがわかるかと思います。こっちの色こそが正常です。紅茶の産地ならもっと紅茶に誇りをもってほしいです。
市街地でカレーを食うぞ!

そういうわけでキャンディ市街地に戻ってきました。なにか事件があったようで、全力で走って逃げる男と、それを追いかけている男がいて、走って逃げてるほうは通行人に取り押さえれていました。こち亀みたいですね。

ライスアンドカリーを食べます。メッチャクチャうまかったです。スリランカのカレーって他の国とは違ってあまり水っぽくなくて、ポジションとしては佃煮に近いのかもしれないです。ルウは3,4種類くらいあるのが基本です。このカレーの場合は、上に乗ってるのが魚、右上が豆、左上がオクラ、左下がナスで、右下が高菜とごまを炒めたような味のふりかけ(サンボル)です。ぶっちゃけ見た目は全然美味しそうじゃないですが、食べてみると旨味が凝縮されていてガチでメチャクチャうまかったです。

謎の市場に迷い込みます。スリランカって観光立国なので外国人が多いかとおもいきや、外国人観光客で多いのは主にインド人らしく、東アジアの人間はほとんど見かけません。そういうわけで、道を歩いていると詐欺師にもそうじゃない人にも、何度も「Where are you from?」と話しかけられます。
この市場では「1から10まで日本語で言える」と自称する謎のスリランカ人に話しかけられました。そのおじさんは一人で勝手にイチ、ニ、サン、シ、…、ジュウ!と言っていてかなり迫力がありました。その流れでなにか売りつけられるのかと思いきや、ただイチからジュウまで言いたかっただけのようで、やや盛り上がった後にすぐお開きになりました。スリランカ人はいい奴とそうでもない奴の差が激しくて頭がバグります。
そういう感じです。
前編は終わりです。
せろりんでした。
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