せろりんです。
いよいよ明日が第二種電気工事士の実技試験本番ですよ!むっちゃドキドキしてきた…。
第二種電気工事士といえば、家のコンセントとかを交換できるようになる資格です。
一次試験はペーパーテストなわけですが、二次試験はなんと設計図を元に実際に電線やコンセントやスイッチを組み立てる実技試験スタイルです。
とはいえ毎回新しい問題が出題されるわけではありません。問題は試験の主催者が公開している13の候補問題から出題されます。
一つもミスなく設計図どおりに電線を組めれば合格なわけですが「一つもミスなく」が超難しいんですよね。
そういうわけで、試験の主催者が公開している13の候補問題の難しさランキングを作りました。
13と言えば…不吉な数字ですね!裏切り者のユダのような問題が本番で出ないことを願うばかりです。
この記事を書いているおれは、電気工事のプロでもなければ電気に詳しいわけでもなく、なんなら第二種電気工事士に受かってすらないし、受験すらしていない、明日に実技試験を控えただけの一般人です。現実逃避でこの記事を書いています。
なんの権威もない人が書いているということをご了承の上で読んでください。
追記:試験受けてきました!見事不合格です!No.11(3位)の問題が出て、完璧に組んだものの絶縁ブッシングだけ取り付け忘れて、気付いた頃には時間が無くて修正できずに落ちました!ああああああああああああああああああああ。次でリベンジします!
も く じ 🐬
- 1 第二種電気工事士の候補問題 強さランキング
- 2 13位 No.2 パイロットランプとコンセント2個の施工
- 3 12位 No.9 接地極付接地端子付コンセントの施工
- 4 11位 No.1 三連スイッチの施工
- 5 10位 No.6 三路スイッチの施工
- 6 9位 No.8 リモコンリレーの施工
- 7 8位 No.12 PF管の施工
- 8 7位 No.10 同時点滅パイロットランプと配線用遮断器の施工
- 9 6位 No.13 自動点滅器の施工
- 10 5位 No.3 タイムスイッチの施工
- 11 4位 No.4 配線用遮断器と漏電遮断器の施工
- 12 3位 No.11 金属管の施工
- 13 2位 No.5 20A250V接地極付きコンセントの施工
- 14 1位 No.7 四路スイッチの施工
- 15 終わり
第二種電気工事士の候補問題 強さランキング
同じランクでも左のほうが強いです。
S No.7 No.5 No.11
A No.4 No.3
B No.13 No.10 No.8 No.6 No.1
C No.9 No.2
13位 No.2 パイロットランプとコンセント2個の施工

これ、明らかに簡単ですね!リングスリーブと差込型コネクタをあわせて6個しか使わないシンプルな問題です。
配線的にも、イが2個のランプレセプタクルに接続されているだけで超シンプルです。
変なミスをしなければまずいけるんじゃないかと思いますし、施工も短時間で終わるので変なミスをすることもあんまり無いんじゃないでしょうか。これが解けない人は事故を起こす前に免許を返納しましょう。
12位 No.9 接地極付接地端子付コンセントの施工

接地極付設置端子付コンセントが若干イカつくて面食らいますが、とはいえ普通のコンセントに緑線を結線するだけなので難しいことは一切ありません。
スイッチ周りも、左下のイのスイッチがほかの2つの照明に接続されているだけで、特に難しいことは無いです。
接地極付設置端子付コンセントの迫力でビビらせてくるだけの見掛け倒しの問題です。本番でこの問題が出たら全身で喜びを表現しましょう。
11位 No.1 三連スイッチの施工

スイッチが3個と照明が3個あるのが若干ややこしく、接続箇所も多いですが、かといって特別なギミックがあるわけでも無く、原理としてはシンプルな問題です。
候補問題ナンバーが1なだけあって基本的な施工です。ただし物量で攻めてくるタイプの問題ではあるので、焦らないで施工するメンタルの強さが求められます。
10位 No.6 三路スイッチの施工

三路スイッチがちょっとだけ難しいですね。階段の上と下のどちらのスイッチでもオンオフできる魔法のスイッチです。
筆記試験を受けた直後なら三路スイッチのメカニズムを覚えているので難しくはないのかもしれませんが、おれは前回の実技試験を不戦敗してしまい筆記から時間が空いてしまったので思い出せませんでした。
とはいえ、一度複線図を見れば誰でもすぐに思い出せます。三路スイッチの複線図が難しいだけで施工はそんなに難しくありません。
露出型コンセントはこの問題にしか出ないので、台座を通さずに結線してしまうとか、極性を間違えるとかいった欠陥にだけ気をつけるといいでしょう。
9位 No.8 リモコンリレーの施工

リモコンリレーってなんだよと思わなくはないですが、実質的にはスイッチが3つあるだけなので、複線図を書くだけならそこまで難しくはありません。
大変なのは施工ですね。配線が非常に複雑なのでキレそうになります。
アウトレットボックスを使う必要があって見た目に迫力はありますが、しかしあんなものはゴムの円盤を切って穴にくっつけるだけなので難易度に及ぼす影響はそこまででもありません。
施工省略部分は非常にゴテゴテしていて単線図の迫力はなかなかのものですが、しかし冷静にいけば解ける問題です。逆に言うと、冷静じゃないと解けない問題です。
8位 No.12 PF管の施工

アウトレットボックスにプラスチックの管をくっつけた上で、管の出口に連用取付枠をくっつける必要があり、シンプルに手先の器用さが要求される施工です。
焦ってしょうもない欠陥を出しそうで怖いですね。
配線自体は2個のスイッチに2個の照明と1個のコンセントがついているだけで、そこまで難しくはありません。

7位 No.10 同時点滅パイロットランプと配線用遮断器の施工

遮断器が登場する唯一の問題なので予習しておかないと面食らいますが、しかし遮断器はネジで線を固定するだけなので難しいことはありません。
問題は同時点滅のパイロットランプ部分ですね。スイッチをオンにしたときだけ点灯するパイロットランプの複線図を書くのはなかなか難しいです。
リングスリーブと差し込みコネクタを合計で3個しか使わないのに複線図の難しさだけである程度の難易度を確保しています。パイロットランプ部分の複線図は丸暗記してしまうのがいいかもしれません。
しかし複線図さえ書ければこっちのものです。施工だけなら一番早く終わるかもしれません。
6位 No.13 自動点滅器の施工

よくわからない位置に自動点滅器とかいうよくわからないものがくっついているキモい問題です。
自動点滅器とかいうよくわからないものをどう解釈するかで運命が別れますね。施工の難易度自体は並ですが、VVRを施工する必要があるのは少し厄介です。ナイフでケガをしないようにしましょう。
自動点滅器に見立てた端子台にどう結線するかだけ暗記してしまえばどうにかなる問題ではあります。
5位 No.3 タイムスイッチの施工

タイムスイッチってなんだよと思わなくはないですが、そこさえ覚えてしまえばなんとかなる問題です。
タイムスイッチに見立てた配線台を使わないといけないぶんだけ複線図は難しいですし、施工もそこそこ難しいですが、まあなんとかなるでしょう。
4位 No.4 配線用遮断器と漏電遮断器の施工

複線図、施工共になかなか難易度が高いです。まず端子台を配線用遮断器と漏電遮断器に見立てる部分が初見だと面食らいますし、その2つから独立して電線が生えているのも面食らいます。
冷静に考えればスイッチが1個で照明が2個あるだけの施工ではあるんですが、イカつすぎる単線図が我々から冷静さを奪ってしまうのです。
3位 No.11 金属管の施工

これムズいですね~。金属管のネジをネジ切るとかいうガチで謎の作業が入ってくるので、予習無しで解くことは不可能です。
「コイツが出るかも」という恐怖感のせいで時間をかけて金属管の施工方法を勉強する必要があり、そのせいでほかの問題の勉強時間が奪われるというギミックになっています。単騎で試験全体の難易度を底上げしている恐ろしい奴です。
単線図がシンプルでシンメトリーな形状なのも逆に強キャラっぽさがあります。”帝”って字みたいでめちゃくちゃ強そうですよね。デザインだけでメンタルを削ってきます。
実はあんまり登場しないリングスリーブ中を使う必要があるのもダルいです。中を使わないといけないくらいアウトレットボックスが混み合っているわけで、手先の器用さが求められます。

2位 No.5 20A250V接地極付きコンセントの施工

これ明らかにムズいですね~。配線台に5本も結線しないといけない超複雑な施工です。
黒赤緑のVVF平型2mmとかいうこの問題にしか登場しない電線を使わないといけないのも厄介ですし、スイッチが2つもあるのも厄介ですし、20A250V接地極付きコンセントとかいう見た目がキモすぎる謎のコンセントを使わないといけないのもキモすぎます。
100Vのコンセントには極性があるのに20A250V接地極付きコンセントには極性がないのも、よく考えないと理由がよくわからずモヤッとしてキモいです。単相3線200Vは中性線が無いから区別する意味が無いんでしょうね)。
単線図も普通にムズいですし、施工も時間との勝負になります。No.2あたりの簡単な施工と同じ資格の問題とは思えません。

1位 No.7 四路スイッチの施工

これは文句なしに難しいですね。四路スイッチです。廊下の3箇所のどこのスイッチをオンオフしても照明を操作できるという摩訶不思議なスイッチです。

2箇所からオンオフできるスイッチなら一般の家庭にもありますけど、3箇所となるとよっぽどの豪邸じゃないと使わない気がします。しかしおれたちが電気工事士になった暁にはカイジに出てくる金持ちみたいな人間が住んでいる家に施工に行くこともあるわけで、そのときにNo.7の施工ができないとカイジみたいな末路を辿ってしまうわけです。
四路スイッチはメカニズムさえ覚えてしまえば複線図を解くことはできますけど、線が多くて施工も大変です。リングスリーブと差込型コネクタは合計で10個も使用しますし、その上で連用取付枠にスイッチを付ける作業とアウトレットボックスを組み立てる作業とランプレセプタクルに線を取り付ける作業もあります。マジでわけわからないですね。
せめてアウトレットボックスを無しにしてほしいものです。明日の本番でコレが出ないことを願うばかりです。
終わり
そういうわけで、第二種電気工事士実技試験の候補問題強さランキングでした。
みなさんはどの問題が嫌いですか?是非コメントください。
おれは個人的な好き嫌いで言えばNo.10が嫌いです。同時点滅のパイロットランプの複線図が全然よくわかりません。
せろりんでした。


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