せろりんです。
せろりんが激推ししている漫画の展、「スローループ展」の初日に行ってきました。
ガチでいい展示だったので、まだ行っていない人向けに見どころを紹介しつつ、行ってきたレポートを書きます。
も く じ 🐬
【アウェー】青山に行くぞ!

はるばる福島からGofaにやってきました。きらら系の展をやるときに選ばれがちな展示スペースで、日本一オシャレな街・青山にあります。
街のそこらじゅうにポルシェとか走りまくっていてアウェー感がすごいです。スロウスタート展とかで何度か来たことあるんですけど毎回ドキドキします。

入りましょう。初日のチケットを抑えてきました。
しかし良い絵ですね~。ハッピーな気持ちに包まれている名画です。青山のポルシェがなんぼのもんじゃ、時代は謎の田舎の謎の橋で釣り。これに尽きます。

「ご来場くださり、誠にありがとうございます」とか書いてありますが、ありがとうございますはこっちのセリフだろ、と思ってキレそうになりました。

会場には所狭しといろんな展示がされています。そんなに広いわけでもないんですが、ぜんぜん一生見てられます。
見どころを解説!
そういうわけで、僭越ながらスローループ展の魅力を解説していきます。
毎日変わる直筆の絵!

入口にはうちのまいこ直筆のスケッチブックが飾られています!良い絵すぎる、ガチでかわいい・・・。
難しいことをゴチャゴチャ考えてそうなひよりのほうが実はアホで、アホそうな小春のほうが難しいことゴチャゴチャ考えてるのって、いいですよね?そのへんのギャップこそがスローループの魅力なわけですが、そういう、キャラの微妙な性格が絵に表れていて本当に嬉しいです。
このひよりなんてマジで「難しいことをゴチャゴチャ考えてそうだけど、実はアホ」みたいな顔してますよね?
直筆の絵はこれ1枚だけと思いきや、毎日変わるらしいです。ヤバすぎる・・・。
スローループってとにかく繊細なキャラ描写がすごく上手くて、絵にもそれが完璧に表れています。他の日はどんな絵なのかわかりませんけど、どの絵も素晴らしいことでしょう。その日の絵はその日だけの特別です。必ず目に焼き付けましょう。
飾られてるページのチョイスに注目!

漫画のページがたくさん展示されているんですけど、どのページも名シーンばかりなんですよね!
たとえばこれは、初めて会った小春の地元の友人・土屋みやびが、ひよりに対して「小春はさ…ピエロなんだよ」と言い放つシーンです。このページはけっこう衝撃的だったので読者に謎の人気があり、来場したオタクはわりとみんなこれの写真を撮っていました。
飾られてるページはどれも名シーンばかりなんですけど、必ずしもわかりやすく感動的なシーンばかりではなくて、知る人ぞ知る的なシブめの名シーンもチョイスされているのが凄いんですよ。

シブいチョイスといえば、たとえばこのページです。
幼いひよりは弱っていく父親を直視するのが辛くてお見舞いにあまり行けず、その後悔とともに成長してきたわけですね。死の匂いがする状況って、子どもにとっては怖くて不気味ですよね。
そしてこのシーンは、老いていく小春の祖母に向き合うことでひよりが自身の後悔を乗り越えていることがわかるシーンです。あまり深く考えなければ軽く流すことも可能なシーンで、ほのぼの日常漫画としても解釈できるようになっている地味なページです。でも見方によってはメチャクチャ重要な描写なんですよね。
スローループってそういうほのぼの日常系漫画としての軽やかさと重厚な人間ドラマの多層性が魅力の漫画なんですよね。どっちともとれるし、どっちでもあるわけです。
誰が選んだのか知りませんが、どのページも非常に良いチョイスだな~と思います。完全に無意味な仮定ですけど、仮におれがスローループ展に展示するページを選んだとしても、どれだけ頑張ってもここまで「わかってる感」を出すのは無理な気がします。
まあスローループって全ページが名シーンなのでランダムに選んだとしてもけっこう良い展示になるんじゃないかという説もあるんですが、それはそうと選んだ人が何に着目してそのページを選んだのか考えながら見ると楽しめるんじゃないでしょうか。
ひよりたちの初期設定に注目!

連載前の初期のキャラデザと設定も公開されています。もしかすると初公開かもしれません。ネタバレするのもなんなのでブログに載せるのはこれ1枚だけにしときますけど、似たような展示がたくさんあって、このコーナーはマジで無限に味がします。
たとえば、ひよりってもともとの設定は「心配性」で「料理が得意」だったんですね!今の設定だと、ひよりはそんなに心配性って感じでもないですし、料理はあんまりできない設定ですよね。誕生日の設定も微妙に変わっています。どういう事情で今の設定になったのか考えながら見ると楽しめるんじゃないでしょうか。

個人的に注目したいのが、吉永恋がもともとギャルの幼馴染として生み出されたキャラだった、という事実です。もともとギャルにしようとしてたけど、うちのまいこにギャルの素養が無かったのでただの面倒見の良い女の子になってしまったらしいんですよね。
元から設定として公開されていた情報ですけど、今回の展示ではギャル恋の細かい設定が大公開されています。
このページなんかは、黒いマスクを付けていてなんとなくギャル感がありますよね。そんな感じで、いまの吉永恋ってわりとギャルの残り香を感じさせる描写が見え隠れして、良いんですよね~。
あと、なんかのインタビューでうちのまいこが「ひよりの髪型はショートカットでありながらボーイッシュになりすぎないようにするのに苦労した」みたいなことを言っていた記憶があるんですけど、その試行錯誤の形跡が感じられるような展示もあって良かったです。
そんな感じで、スローループがどんな過程を経て今の形になったのか想像しながら見ると楽しめるんじゃないかと思います。
なんとなく感じるのは、もともとけっこうコミカル路線だったのが、ちょっとずつ今の人間ドラマ路線に固まっていったのかな、という印象です。コミカル路線だった世界線のスローループも読んでみたいですよね。
充実の展示!
ほかにも、作者に向けてメッセージを書けるスケッチブックとか、漫画のネーム(?)とか、単行本の表紙の没案とか、作者へ向けたQ&Aコーナーとか、充実の展示が目白押しです。
スローループは今年で11巻を迎えて、きらら漫画にしては結構な長期連載になってきて、狩猟、病、後悔、命、季節、別れ、自然、みたいな、本当にいろんな表現を辿ってきた大作漫画なんですよね。今回はそんなスローループの全てのエッセンスを詰め込んだ、たいへん感慨深い展示でした。ずっとスローループを推してきてほんとうに良かった・・・。
基本的に撮影OKで帰ってから見返せるので、「スローループは好きだけどアニメしか見れてなくて…」くらいのテンションの人も、かわいい絵を眺めに行ったろう、程度のテンションで入場料の千円だけ握りしめて一旦凸ってみるのがいいんじゃないかと思います。この機会をのがしたら次はいつやるかわかりませんよ!
グッズを買うぞ!

グッズもめっちゃ充実しています。普段あんまりグッズを買わないおれも流石にいろいろ買ってしまいました。

たとえば吉永恋のストラップですね!ひより、小春、恋の3人から選べます。今回は吉永恋を選びました。かわいすぎる・・・。
おれって最近はわりとひよりが好きじゃないですか~~。でもこの吉永はガチでかわいい。つい吉永を選んでしまいました。FIFAかわいいワールドカップ2026北中米大会、優勝。
スローループって全ての表情に意味がある漫画なんですけど、吉永恋は時々あんまり意味がない思わせぶりな表情をしてきますよね。恋ちゃんが悪いんだもん・・・。

コマのステッカーを買ったら「脳汁やんばい!!」が当たりました。ガチャ要素があるグッズでこれが当たるのは割と運命を感じますね。

表紙絵の缶バッチは4巻が当たりました。スローループの表紙絵って全部オシャレで良いんだよなあ。ちょうど缶バッチにして飾りたいと思っていたので助かりました。
4巻は、親友のひよりに対して踏み込んだことを言えずに後悔していた吉永恋に対して、恋が変わらないでいてくれたことに実はひよりがいつも救われていたことが明かされる名シーンが入っていて、個人的に一番好きな巻なんですよね。当たりです。
いや、でも1巻なんかもスローループらしさが詰まっていてホンモノの名作で一番好きだし、小学生2人の友情を通して好きなことへの向かい方を描きつつ釣り漫画としての方向性を示した2巻なんかも名作なんだよな。遠くで鳴ってる花火とお祭りの喧騒に包まれながら小春が家族としての安心感をひよりの隣に見つける3巻も幸福すぎて優勝だし、冬の鯉釣りや狩猟を通して釣り漫画としての深みを深めながら終始明るく幸福な雰囲気の5巻はスローループの真髄のような一冊だし、ピエロ編を通して小春の内心が明らかになりつつ1年間発酵した魚醤を通して二人で過ごしてきた新しい海凪家の思い出を総括する名シーンがある6巻は歴史に残る名作だし。小春の「わがまま」と認知症の祖母を通して海凪姉妹の後悔やトラウマが少しずつ薄れて家族の形が変化していることを描いた7巻も傑作だし、過去編も絡めつつ急に百合にターボがかかってラブコメみたいになる8巻もエポックメイキングなパラダイムシフトが起きているし、シンプルに楽しくマグロを釣りつつ小春とひよりそして恋の義姉妹としての関係が深まる9巻も一番良い。シイラ釣りや川釣り、小春はじめてのソロ釣りなんかを通して釣り漫画としての魅力に磨きがかかりつつも百合にターボがかかる10巻も傑作だし、新キャラが登場して百合にターボがかかる11巻もめちゃくちゃいい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。どの巻が当たっても当たりです。
そういうわけで、スローループファンの人も、まだそうじゃない人も、必ずスローループ展に行ってみてください。
スローループ展は8月16日まで!ローソンチケットで予約中、青山GoFaで展示しています。平日は前売り無いっぽいです。土日に行くならチケットを買っときましょう。
サイン会の日は入れないなど細かい条件がいろいろあるので、よく調べてから行きましょう。前売りチケット購入は↓のURLから!

8月1日にはサイン会も実施するらしいです。絶対に行きたい・・・。
せろりんでした。










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