【うますぎ】ガチのマテ茶を飲むぞ!

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Hola!せろりんです。

マテ茶って知ってますか?知ってると答えるかもしれませんが、きっと知らないはずです。

一昔前に太陽のマテ茶というペットボトル飲料が流行っていたのでアレのイメージをもって「知ってる」と言っている人、考えを改めてください。

本場のホンモノのマテ茶というのは、アレとは比べ物にならないくらい濃くて、独特で、奥深く、そして美味しい飲み物です。

これがガチのマテ茶だ!

ガチのマテ茶は、「マテ」とか「マテ壺」とか呼ばれている専用の容器に茶葉をこんもりと入れて、そこに茶こし付きのストローを差して、ちびちびお湯を入れてちびちび飲む、謎すぎる飲み物です。

おれはアマチュア陶芸家なのでマテは自分で焼いたものを使っています。表面に油滴のような模様が浮かんでいる黒い焼き物に仕上げました。この様式は油滴天目と呼ばれているタイプの焼き物で、油滴天目の一番良いヤツは国宝に指定されているくらい格の高い焼き物なんですよ。今回はその油滴天目をマテ壺にしちゃいました。

全てのお茶を過去にする

そういうわけでマテ茶ってメチャクチャ奥深いし、味もうまいです。最近は休日になるとずっとマテ茶を飲んでいます。良くも悪くもけっこうカフェインが入っているので夜飲めないのだけが玉に瑕です。

マテ茶は南米くらいでしか飲まれてないのに、コーヒー、紅茶と並んで世界三大飲料と呼ばれているくらいには南米で異常に人気がある飲み物です。パラグアイとかアルゼンチンに行くと公園にマテとお湯入りの水筒を持った人がメチャクチャたくさんいるらしいです。

南米で人気すぎて絵文字になってるくらいです🧉

🧉

マテ茶ってマジでうまいんですよね。まず、とても苦くて目が覚める味がします。その上でメッチャおいしい風味がします。風味は「マテ茶の味」としか言いようがありません。抹茶味やピスタチオ味やチョコ味がそれ以外の言葉で表現できないのと同じように、マテ茶もマテ茶味としか言えません。強いて言えば、紅茶と、天日で干したホカホカの干し草のベッドを足して2で割らずにめちゃくちゃ美味しくした味がします。

実はおれってお茶がけっこう好きで、わざわざインドのダージリンに行くくらいには真面目にお茶好きをやっています。その上で言わせてもらうと、世界のお茶の数々の中でも、マテ茶はトップクラスにうまい気がします。しかも飲み方も魅力的で、なんというか茶の心をわかってる感じがするんですよね。

まずマテ茶ってヌルいので気持ち的に余裕を持って飲めるんですよね。ストローを使って飲むのも良いです。ストローに慣れると、食器の飲み口に直接口をつけて飲む熱すぎる煎茶やお紅茶はなんとなく品がなくて野暮ったいようにすら感じてきます。

千利休は当時カフェイン入りのお茶がお抹茶くらいしかなかったからお抹茶を重んじただけで、マテ茶が日本に伝来していたらマテ茶道を広めていたんじゃないかと睨んでいます。

茶葉が口の中に入ってくるのもいいんですよね。お茶のはずがマテ茶には食感があります。

マテ茶は「飲むサラダ」なんて呼ばれているらしいです。おれはそういう無意味な誇張表現が嫌いで、いくら栄養価が高いからって流石に言いすぎだろ、と思っていたんですけど、飲んでみたら勘違いに気づきました。マテ茶が飲むサラダと言われているのは、栄養価が高いからとかじゃなくて、シンプルに葉っぱがメチャクチャ口の中に入ってくるからなんですよね。

マテ茶に入門するぞ!

マテ茶を始める方法はとても簡単です。ボンビージャと呼ばれる茶こし付きストローと、茶葉さえあればOKです。


マテ茶 カップ ステンレス製 マテ茶 セット 230ml

形から入りたい人は、Amazonに2000円くらいでマテ壺とボンビージャのセットが売られているので、そういうのを買うといいでしょう。おれは形から入りたい人なのでそういうのを買いましたが、マテは結局自作したのでもう使っていません。

マテ壺は、あれば雰囲気が出ますし、マテ茶専用マテは大変使いやすいですが、とりあえずはマグカップか湯呑みがあれば代用できます。

ボンビージャ(茶こし付きストロー)は必須です。Amazonで800円とかで売られています。マテ茶を飲むこと以外には一切使えない謎の食器です。


タラグイ マテ茶 レッドパック レギュラーテイスト(茶葉・茎入) 500g

茶葉はいろいろ飲んだ結果、アルゼンチンのタラグイというのが個人的初心者向けオススメです。マテ茶特有の芳醇な味が濃くてわかりやすく美味しいですし、茶葉が細かすぎないので適当に淹れてもボンビージャ(ストロー)が詰まりにくいですし、かといって茶葉が大きすぎないのでテレレでも行けます。

えっ!テレレを知らない!?テレレというのは水出しのアイスマテ茶のことです。アイスだと何故か名前が変わるんですよね。暑いパラグアイだとテレレのほうが盛んに飲まれているらしいです。ジュースを使ってテレレを作ることもあります。

この後で登場するマテ茶専門店のおじさんは「自分はタラグイはあんまり飲まない」と言っていたので何か理由があって実はニワカ向け茶葉なのかもしれないですが、無難でバランスがいいのに美味いので初心者向けという観点だとオススメです。Amazonで売ってるので入手も楽ちんです。

500gも入っていて、そんなにいらないだろ、500gって紅茶だったら200杯淹れられるぞ、一生無くならないだろ、と思ってしまうところですが、マテ茶は1回30グラムくらい使うので意外とすぐに無くなります。

マテ茶専門店に行こう

渋谷にあるマテ茶専門店「FEDERICO MATE」にやってきました。

見たことないお茶っ葉が並んでいます。

マテやボンビージャもたくさん売っています。マテって本格的なものはヒョウタンや木で作られていて、独特の風合いがあって美しいんですよね~。一人のアマチュア陶芸家として、こういうタイプの美を茶器に見出す文化もあるのか、と思って感心しました。

ただし本格的なマテは1万円くらいして鬼高いです。手入れも超大変らしいです。いつか買ってみたいですね。

買った茶葉を紹介するぞ!

さすがになんにもわからないので店長さんにオススメを聞いてお茶っ葉を買いました。「いつもタラグイとか飲んでるんですけど、どういうのが好きというよりはまだ何もわからないので方向性が違ういろんな茶葉を飲んでみたくて…あっ、テレレもよく飲みます」と言ってオススメを教えてもらいます。

このLA MERCED DE CAMPOというのがアルゼンチンのけっこう良い茶葉らしいです。店長さんもよく飲むらしいです。おれも家で飲んでみたんですけど、上品でおいしい味がする気がします。ただし茶葉が大きくて水だと味が出ないので、水出し(テレレ)には向いてないです。アルゼンチン人はあんまりテレレを飲まないらしいですね。

攻か守かで言えば守のトップみたいな茶葉です。FIFAワールドカップ2026北中米大会決勝でエンソフェルナンデスが2枚目のイエローカードを受けて退場し10人で戦うことになったアルゼンチン代表が無敵艦隊スペインの猛攻をゴールキーパー・エミリアーノマルティネスのビッグセーブで凌いでいたときの情景を思い出す味で、芳醇な旨味と余裕のある香りが魅力です。

あと店長さんのキャラが濃くてめっちゃ良かったです。こういう店をやらせたらピカイチ、という感じの人を想像してみてください。まさにそんな感じの人が出てきます。

「いろいろ飲んでみたいので、もう1つくらい方向性がぜんぜん違うのを試してみたいんですが・・・」と言っておすすめしてもらったのが「カナリアス」です。ウルグアイで圧倒的な人気を誇るらしいですが、ウルグアイだとあんまりマテ茶が育たないらしく、茶葉自体はブラジル産だと言っていました。店長さんは流石にこういうお店をやっているだけあって引くほど詳しいです。

このお茶っ葉はサッカー選手がよく飲んでるらしいです。店長さんは「この茶葉はね、サッカー選手系。」とよくわからない独特の表現で紹介してくれました。たしかにサッカーブラジル代表のユニフォームの色と同じですね。

家で飲んでみたんですけど、茶葉が細かくて風味がダイレクトに感じられて美味いんですよね~。味はこれまで飲んできたいくつかの茶葉の中でいちばん美味いと思うんですが、適当に淹れるとボンビージャがすぐに詰まってしまうので難易度は高いです。攻か守かで言えば攻という感じの茶葉で、まさにサッカー選手系ですね。茶葉がボンビージャをバシバシ貫通してきて、後半アディショナルタイム5分、日本とブラジルが1-1で拮抗していたところ、試合終了間際にマルティネッリに叩き込まれた2点目を思い出す味です。

水でも味がよく出るのでテレレに向いています。水の代わりにリンゴジュースを入れて飲むと、これまたキマるんですよね~。

マテ茶を飲め!

そういうわけで皆さんもボンビージャと茶葉を買って試してみてください。2500円あれば始められます。

油滴天目のマテはそのうちメルカリとかで販売しようと思ってるのでぜひ買ってください。最悪そうめん食べるときとかにも使えます。

日本経済が衰退しているのはマテ茶を飲まないからです。アルゼンチン経済が衰退したのはマテ茶を飲む量が少なかったからです。愚者は経験に学ぶが、賢者は歴史に学ぶ。みなさんはマテ茶をガンガン飲みましょう。

グラシアス!せろりんでした。

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