サバイディ~。せろりんです。
ラオスの京都、ルアンパバーンを旅します。
滝に行くぞ!

あけましておめでとうございます。元日の今日は有名なクアンシーの滝に行きます。街を歩いているとトゥクトゥク風トラックの人が声をかけてきました。1000,000kip(7000円)で行きも帰りも運ぶ、と言っています。もっと圧倒的に安いバスに乗るつもりだったので断ると、たちまち600,000(4200円)まで下がりました。
それも断って、一旦バスを手配してくれそうな旅行会社らしき店まで行きますが、今日の予約はもう終わってしまったらしいです。
どうしよう、と思っていると、さっきの兄ちゃんがまた話しかけてきました。ダメ元で「400!」と言ってみますが、ガソリン代が400千kip(2800円)するから流石に、みたいなことを言っていました。燃費の悪そうなトラックとはいえ滝までの往復2時間で2800円分もガソリンを食うかと言われるとだいぶ微妙な気もしますが、これ以上まかりそうにもないので600,000で乗ることにしました。


砂埃が半端なくて道もガタガタでハイパー過酷でした。呼吸器がイカれそうなので途中で同行したオタクにマスクを一枚もらいました。ありがとう・・・。

滝の麓までやってきました。どう考えても圧倒的に完全観光客向けのレストランに入ります。こういうインバウン丼屋さんみたいな店には出来れば入りたくないんですが、空腹には勝てません。



ラープ(ひき肉とミントの温サラダ)とカオニャオ(もち米)を頼みます。
ラオスの主食はほぼカオニャオです。これがメチャクチャうまいんですよね~。日本人は日本の米が世界一だと特に根拠無く思っていますけど、ラオスのカオニャオもかなりいい線行ってる気がします。
ラオスに行く前に読んだ地球の歩き方かなにかに「ラオスに行った人に何が美味しかったか聞くと大抵カオニャオと返ってくる」みたいなことが書いてありました。流石にもっと美味しいものいくらでもあるだろ、と思っていましたけど、いざ思い返してみると確かにカオニャオが一番うまいです。これを書いている今もラオスのもち米が恋しいです。

ニャオ


ひっきりなしに往復している謎の電動カートで滝まで行きます。

かなり迫力のある滝でした。色も北海道の青い池くらい青いです。これはなかなか見事です。

まだ上になにかありそうだぞ、ということで急な階段をひたすら登ります。

20分くらい登ったところ・・・特に何もありませんでした。30ドルもするZIPライン(ワイヤーで麓まで滑り降りるアクティビティ)の起点があるだけのようでした。なんてこった・・・。

滝の下流には遊泳できる場所もあって、欧米人の陽キャが泳いでいます。
おれは東洋人の陰キャなのでスルーします。

めちゃくちゃ美しい場所です。最近だと愛子様もご訪問をあそばされたらしいです。でもそれは愛子様やおれに見る目があったからではなく、ラオスに来た人がだいたいここに来るからでしかありません。ラオスは良い国ですが、わかりやすい観光名所は数えるほどしかありません。

絶滅危惧種であるということは、ツキノワグマはその生存を脅かす状況が改善されない限り、絶滅の恐れがあるということである。
滝の麓にはクマを保護している施設も併設されています。
看板の説明が、かなり正統派の格調高い進次郎構文で良かったです。
この状況でも乗れるメコン河サンセットクルーズがあるんですか!?

今日はメコン河の初日の入りを見ながらクルーズ船に乗る予定です。いまは16時20分で、日没は17時40分、そして街までは1時間かかります。急がなければなりません。

トラックの運ちゃんはちゃんと600千kip(4200円)で送り届けてくれました。トゥクトゥクのドライバーって支払いを終えるまで良い奴なのか悪い奴なのか区別がつかないわけですが、この人は結果的にめちゃくちゃいい人でした。
というかラオスってタチの悪いボッタクリをしてくる人が少なくて、全体的にいい人ばっかりな気がします。スリランカやインドでは乗る前に合意した値段と降りるときに言われた値段が全然違って激モメ、なんてことが何回もありましたけど、ラオスでは一度もないです。

日が沈みかけています。乗せてくれそうな船を片っ端から当たってみます。急げ!
しかし時間が遅すぎたのか、どこに行っても乗せてくれる船はありませんでした。
手当たり次第に声をかけたので、中にはいまからメコン河を下ってタイに行く、とかいう謎の船もありました。それはそれでめちゃくちゃ楽しそうです。
メコン河は、中国、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムの6カ国に跨る大河です。なんと雄大なことでしょうか。


片っ端から声をかけていると、「船はもう・・・あ、いや・・・一人100,000kip(700円)でどうだ?」みたいなことを言っている客引きの兄ちゃんに遭遇しました。ありがてえ~。
どの船なのかわかりませんが、もう日が沈んでいる中途半端な時間に乗せてくれるのであればありがたいことです。とりあえずオーケーします。あっちだ、と草むらとしか思えない獣道を指さされます。

そして案内された船が・・・これ!どういうこと????
ガチで沈みそうな船に乗るぞ!


なんかもう断れる雰囲気でもなさそうなので乗ることにします。
船の縁から10cmくらいまで水が迫っていて、少しバランスを崩しただけで水が入ってきて転覆しそうな雰囲気があります。
というか、さっきまでそんなことが起きていたようで、船の中には水が侵入しています。船乗りのおじさんが船の中を拭きはじめました。

大きな船の間を縫うように発進します。少し身を捩っただけで船が大きく揺れて、水が入ってきそうになります。身動きがとれません。

いや船底めっちゃ濡れてるんですけど!おじさんはめちゃくちゃ笑顔で船を爆走させています。なにわろとんねん。
おれは見てませんでしたけど、フォロワーは客引きの兄ちゃんが土手で「ガチであれに乗るのかよwww」みたいな感じでメッチャ爆笑しているのを目撃していたらしいです。騙された・・・。

ちょっと動くだけで船が大きく揺れて、水が入ってきそうです。ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい。
転覆したとしても船が周りにたくさんいるので死ぬことはなさそうですが、携帯やパスポートや財布は失われるでしょう。ヤバすぎる。
この船のボディに使われてる鉄板って工事現場に敷くやつだろ。

フォロワーもけっこうガチでビビってました。あんたはここでおれと死ぬのよ・・・。

雄大なるメコン河に夕日が沈んでいきます。それはそうと船も沈みそうです。これってそもそも3人も乗れる設計なんでしょうか?そもそも設計とかいう考え方が存在するんでしょうか?船が転覆したときのイメトレばかりしてしまいますが、どう甘めにシミュレーションしても携帯とパスポートと財布は失われます。

本当にエグい・・・。でもまあ、流石に見た目がイカついだけで地元民は毎日これを使ってるわけですし、言うても大丈夫だろと思います。しかし黄昏のメコン河のなんと美しいことでしょう。

生きて帰ってこれました。ありがとう大地・・・。

30分ほどメコン河をグルッとして2人で200,000kip(1400円)です。日本人の感覚からすると全然安いですし、サンセットクルーズは1人150,000kipくらいが相場ですし、こんな体験お金じゃ買えないので個人的にはかなり楽しかったです。でもそれは単なる生存者バイアスでしかない気もします。
それはそうとラオス人の平均月収は8000円とかなので(ルアンパバーンの観光業の人はもう少し貰ってそうですが)、下世話な話ですが普段観光客の相手をしていないであろうおじさんには相当いい臨時収入になったんじゃないかと思います。

おれたちを降ろしたおじさんを観察していると、メコン河をありえない速度で爆走して1分くらいで向こう岸にたどり着いていました。さっきは30分かけてグルッと一周していたのに、あれでもかなりセーブしていたようです。
今日いろいろ起こりすぎだろ。しかしもっとイカついことが起きるとはこのときは予想もしていなかったのでした・・・。
続きます。
コプチャイ。せろりんでした。


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