一瞬ベトナム行くぞ!

メシ

せろりんです。

一瞬だけベトナム(ハノイ)に行ってきたので日記を書きます。

ハノイの空港に行ってタクシーおじさんの存在を確認するぞ!

成田からベトジェットエアとかいう謎のLCCに乗っていったんハノイに行きます。この旅行の最終的な目的地はタイ・バンコクではあるんですが、乗り換えのためにハノイに16時間くらいいる必要があるので入国して1泊します。

実を言うと、乗り換えのためにしょうがなく入国するわけではなく、ハノイにも行きたかったのでそういう便をあえて選びました。

LCCなので機内食は金を払って注文する必要があります。おれが頼んだのは謎の春雨料理です。マジでぜんぜんうまくなかったですが、とはいえ、こういうのはうまくないほうが外国の飛行機に乗ってる感じがして逆に良いみたいなところはあります。

ノイバイ国際空港にやってきました。いまは23時20分です。ほんとうはもっと早く到着する予定でしたが、飛行機の出発が遅れてしまいました。だというのに活気に溢れています。

さっそくハノイ市街地に移動したいわけですが、ノイバイ国際空港には鉄道が無く、バスも難易度が高いらしいのでタクシーで移動する必要があります。

インターネットには「空港の前に待機している人間がタクシー!タクシー!と言ってくるが、基本的にぼったくりで、トラブルが多いので使用してはいけない。Grab(Uberみたいな配車アプリ)を使って配車すると良い」と書かれまくっているのでその通りにします。

で、空港付近をうろついていると、マジで「タクシィ!タクシィ!」って話しかけてくる男性がいて、アッ、これが例のか~、という気持ちになってちょっと感動してしまいました。インターネットで語り継がれる謎の怪異みたいな存在の実在を確認できるのって、旅行の醍醐味ですよね。

1年位前にラーメン二郎の本店に行ってみたんですが、インターネットで”総帥”とか呼ばれている創業者の高齢男性がラーメンを作ってくれてメチャクチャ感動したんですよね。あれと全く同じタイプの感動がありました。

危うく野宿!ホテルに泊まるぞ

そういうわけでGrabのタクシィでホテルまでやってきました。歴史的建造物っぽい外装がオシャレです。

チェックイン時間が24時までと書いてあって、いまは24時20分です。くぅ~。ベトジェットが2時間も遅れたせいで過ぎてしまいました。一応、予約サイトから前々日あたりに「24時を過ぎるかもしれないですが大丈夫ですか?」みたいなメッセージをGoogle翻訳で英語とベトナム語にして送ってはあるんですが、返信が無かったので、これはワンチャン泊まれない可能性もあるなと思いつつ訪問しました。

で、案の定フロントの扉には鍵がかかっていて中に入れず、ノックしまくっても誰も出ません。

電話番号が書いてあるのでとりあえず電話して、小学生並みの英語で「ア~、チェック↑イン、エ~……」とか言ってみるものの、電話からは謎の女性の全然聞き取れない言葉しか聞こえてきません。

そのときはおれの英語力が終わってるから聞き取れないんだと思ってがんばって対応していましたが、冷静に考えると知ってる英単語が一つも聞こえてこなかったので、今になって思うとあの女性はベトナム語しか喋ってなかったんじゃないかと思います。

で、埒が明かないのでとりあえず「ア~、オケーイ、アッ…」とか言って電話を切ります。

なにもオケーイではないので玄関で困り果てていると、中から欧米人っぽい宿泊客の男性が鍵をあけて出てきたので、「アッ、ハロー…w」とか言いながら扉が開いてるうちにサッとフロントに入ることに成功します。しかし、個人でやっているような小さなホテルのようで、フロントは無人でやはりチェックインできません。

もう一度電話をかけてみると、なんやかんやあって機械音声の日本語で「部屋は302です 部屋の鍵」と繰り返し聞こえてきて、302の扉に鍵が挿しっぱなしにしてあるから勝手に使えという意味っぽいことがわかったのでした。たぶんGoogle翻訳の読み上げ機能を使ってくれたのでしょう。謎の展開ですが、まあ24時を過ぎたおれが悪いので泊まれるだけありがたいです。

部屋はけっこう良かったです。こんなかんじで、派手目の内装が楽しげです。もともとホテルじゃなかった建物をホテルに改装してるっぽい雰囲気で、どことなくDIY感は漂いますが、おれはけっこう気に入っています。

お値段は1泊3800円で、この地域の個室のホテルにしてはかなり安いほうです。ふつうにまた泊まりたいですね。電話の女性もなんやかんや親身になってGoogle翻訳とか使ってくれてメチャクチャあたたかみを感じました。

このホテルはなかなかすごくて、内装の写真は本物を載せているっぽいものの、外装の写真は近くの外資系5つ星ホテル・シェラトンハノイホテルの写真を載せています。

この謎の激安ホテルの外装がこれほど立派なビルだとは誰も信じないでしょうし、「こんな感じの場所にありますよ」くらいの意味で載せてるのかもしれないですが、本当の姿を載せずにシェラトンの写真だけを載せてるのはなかなか凄味があります。

そういうわけでなかなかカオスなんですが、おれはこういうカオスなのって割りと好きですし、部屋はそこそこちゃんとしていたのもあって割りと気に入っています。

ホータイで意図せずドカ食いするぞ!

このへんはハノイの中でもホータイ(タイ湖)と呼ばれるエリアです。バンコク行きのフライトが15時に控えてる中、早起きしてハノイ観光をします。

数時間散歩しただけではありますけど、ホータイってめちゃくちゃ面白い場所ですねえ~。デカい湖の湖畔に割りと栄えてる街があって、観光客と現地人が入り混じってる感じがおもしろいです。日本にはこういう場所って無いかもしれないです。

それなりに一端の観光地っぽくなってはいますが気取っている感じは無く、とても親しみやすいです。

うん

朝飯を食べようと思って徘徊していると、平ぺったい謎の海老天を売ってる露店を見つけました。ちょうどいいから海老天2個くらい食っとくか、と思って「いくつから注文できますか」みたいなことを小学生英語で尋ねると、スリーだと言うので、朝食にはちょっと多いですが食べていくことにします。

で、「そこに座れ」みたいなことを言われて待っていると、山盛りの野菜と謎の汁が提供されました。なにこれ・・・。

ベトナムだと、何か料理を頼むと付け合せとして大量の野菜を出てきがちだとは知っていたんですが、まさか海老天3個のためにこれだけの野菜が出てくるわけはないよな?と思ってビビります。

まさかこれは、海老天の注文が通って無くて普通に客として認識されていて、なにか麺料理とかを頼まないといけない流れなのでは?と思ってしまい、ビビって追加で麺料理も頼んでしまいました。

そういうわけでブンチャーっていう米麺のつけ麺が来ました。最初は美味しかったですが後半は汁が冷めてきてなんとも言えない感じになってしまいました。

あと勢いで謎の揚げ春巻きも頼みました。肉がぎっしり詰まっていて美味いと言えば美味いんですが、油がかなりクドくてツラさもありました。あと謎のハーブが入っていて美味しさより謎さが勝ちました。

海老天の注文は普通に通っていたっぽくて、朝からドカ食いすることになってしまいました。店員も「朝から食いすぎだろ」と思ってたに違いありません。謎の野菜は全部これ用だったみたいです。

海老天はサクサクの熱々で、ガチでおいしかったです。大根が入った謎の汁は天つゆらしく、甘しょっぱくて超うまかったです。野菜の盛り合わせと一緒に天ぷらを食べてみると、シソとかドクダミとかいろいろな風味が味わえて美味え~って思いました。

謎の建物がありました。

これ、カオスですねえ!ドリアンみたいな謎の実は「パラミツ」とか「ジャックフルーツ」とか呼ばれている南国の高級フルーツで、世界一デカい果物だともいわれています。なんでハノイの住宅街に生えているのかはかなり謎です。盗まれたりしないんでしょうか?

ベトナムといえばベトナムコーヒーです。そういうわけで湖畔のコーヒーショップでエスプレッソを頼みます。

ベトナムコーヒーって、典型的には、味がキリッと濃くて練乳がたっぷり入っている甘くて苦いものらしいんですが、おれはうっかり普通のエスプレッソを頼んだので普通のエスプレッソが出てきました。

こういう席もあってイカしています。Abc Coffee Roastersって店です。

ホータイってマジでいいとこなんですよね~。湖の水はべつにキレイではないですけど、それが逆におおらかな感じで良いです。エスプレッソもめっちゃ安くて、ダブルで200円くらいでした。ふつうにこのへんで3泊くらいしたいですが飛行機の時間が迫っています。

日本では消滅してしまったサークルKがあって良いですね~。おれは海外のコンビニがけっこう好きで、行くと面白くてつい長居してしまいます。ただ、長居した挙げ句なにも買わないのは不審者すぎて海外だと通報されるのでは、みたいな懸念もあるので、つい不要なものを買ってしまいます。これはサークルKに売っていた謎の杏仁豆腐みたいな食べ物です。美味しくなかったです。

ハノイ市街でフォーを食うぞ!

ホテルをチェックアウトして市街地に向かって歩きます。謎の運動器具がそこらじゅうに置いてあって、日本にもほしいなーと思いました。

謎の寺院に行くなどします。

これはホーチミン廟ですね。ベトナム建国の父・ホーチミンの遺体が安置されています。遺体を見るのはなにかと時間がかかるらしいので今回は外から眺めるだけにします。

ロシアでレーニンがレーニン廟に安置されているのと同じで、社会主義の国特有やつですね。

レーニンといえば、シンプルにレーニン像が置かれている公園もありました。社会主義の国特有やつですね。

あと本場のフォーを食べました。てきとうに入ったお店ですが、Pho Thinという有名高級店だったみたいで、店内が清潔で料理も美味しかったです。Pho Thinは実は東京にも何店舗かお店があるみたいで、おいしかったので東京のお店も行ってみようと思います。

タイに行くぞ!

そういうわけでノイバイ国際空港に戻ってきました。これは空港で適当に買ったバインミーです。ベトナム名物のサンドイッチですね。

ベトナムの料理って良くも悪くも大味で適当に作ってる感じがしますけど、バインミーだけは緻密な計算のもとに作られてる気がします。

そういうわけでベトジェットに乗ってタイへと旅立ったのでした。

くぅ~疲れましたw

寝てた時間や空港にいた時間を差し引くと、観光できた時間はたぶん5時間もなかったと思いますが、とはいえメッチャ楽しめました。

こんどはゆっくり3泊くらいはしたいですね~。

せろりんでした。

コメント