おはせろ!
去年の1月からやっているこの謎の企画も1周したみたいです。
こともよろです。
おれは道民だから東京に住んでいても暖房ガン炊きで半袖でアイスだぜ!とエアコンの設定温度を30℃にしていたら、正月ずっと家にいたのもあって電気代が1万8000円になっていてクソビビりました。
電気代バトル 一人暮らし級(電気代を開示して、高かったほうの勝ち。一人暮らし限定)でおれに勝てる奴がいたらコメントください。
文山包種 特級 冬摘み
ルピシアで買った台湾烏龍茶「文山包種」の冬摘みです。25g1250円でした。高い烏龍茶って高いなーと思います。
烏龍茶は、紅茶よりは発酵が浅く緑茶よりは発酵が深いどっち付かずなお茶です。そういうわけなので、世の中には発酵度の違いによって緑茶っぽい烏龍茶もあれば紅茶っぽい烏龍茶もあります。たとえばペットボトルで売られているサントリーの烏龍茶は割と発酵が進んだ紅茶寄りの烏龍茶です。
一方でこの文山包種は、発酵度合いがとても弱く、緑茶に非常に近い味わいをしているお茶です。お茶っ葉の見た目にも緑茶感がありますよね。
淹れました。うっめ~。ガチうまです。
みずみずしい甘さが口の中で弾けます。玉露みたいな圧倒的甘さと緑茶のような清涼感がある一方で、渋みや苦味はほぼ存在しません。緑茶成分のうち人間が快く感じる成分だけを集めて濃縮したかのようなうまさです。
味がうまい一方で香りもメッチャいいです。なんらかの花の香りが激つよです。飲む瞬間にふわっと漂う、とかそんなチャチなもんじゃあ断じてなく、お茶を淹れている最中から部屋のそこらじゅうに香りが漂ってきます。文山包種はよく「蘭の香り」と言われるので、おれには蘭の香りがよくわからないですがおそらくこれが蘭の香りなんでしょう。たしかに高級なお花屋さんの香りがします。
高い花の香りがして、甘くて、清涼感があって、それ以外の味が一切しません。文山包種は「清茶」と言われることもあるらしいんですけど、そういう名前になるのメッチャわかるな~って味がします。
今回買ったのは冬摘みなんですが実はけっこう前に今年の春摘みも買っていました。春摘みのほうが香りが強い代わりに雑味多めの甘さ控えめだった記憶があります(あんま憶えていないですが・・・)。
香り松茸味シメジみたいなノリで、香り春摘み味冬摘み、みたいなところがありそうです。
ペディアガーラ(ルピシア)
スリランカ(セイロン)のラトナピュラとかいう場所で採れたペティアガーラ茶園のお茶です。
50g560円でした。ルピシアのお紅茶の中ではかなり安いですね。後述する通りメチャうまいお茶なので、コスパが最強です。
さて、そのへんのスーパーだと「セイロン」なんて雑な商品名で販売されがちなスリランカ産のお紅茶ではありますが、実際のところスリランカ島は「セイロン」でくくるのがもったいないくらいメチャ多様な味のお茶が生まれる紅茶の一大産地です。
北海道にはお茶の産地が一つしか無い一方で、北海道の8割くらいの面積しか無いスリランカには有名なお茶の産地が7個もあります。「ルフナ」「サバラガムワ」「キャンディ」「ウバ」「ウダプセラワ」「ヌワラエリヤ」「ディンブラ」の7つの地域は紅茶オタクの間でセイロン7大産地と呼ばれ、7大産地で採れるお茶は、それぞれ味や香りがぜんぜん違います。
で、ペティアガーラ茶園がある「ラトナピュラ」とかいう場所は7大産地のいずれでもなく、かなり謎さがあります。
住所的にはサバラガムワ州らしいので、7大産地に分類するのであれば「サバラガムワ」ってことになるんだと思いますが、「ディンブラ」として紹介している人も居て、おれにはよくわかりません。謎です。
はい。
うお美味え~マジでうまいです。
紅茶っぽさを追求しながら味と香りを超美味しくしました、って感じの味がします。苦味はほぼ無いけど、渋みはちょっとだけあって、コクと甘みはバリバリで、ついでに香りも超強いです。
香りはややスモーキーで、同時にドライフルーツのような複雑なフルーティーさが強いです。サバラガムワっぽいスモーキーさを持っていながらディンブラっぽいフルーティーさも強いので、たしかに飲んだ感じだとどっちとも断言できないな~と思います。
香り高いとされる紅茶の中には、香りがドギつくて味との調和がイマイチとれていないものもあります。一方でこのお茶のフルーティーでスモーキーな香りは、非常にわかりやすい香りでありながら、しかしあくまでもすべての紅茶が本来持っている香りをそのまま育てたかのような自然な風味なので、飲んでいて違和感がありません。
紅茶っぽさを全く捨てずにバランスの良い味に仕上げた上で、味と香りだけ超美味しくしちゃいました、みたいなノリのお茶でした。
この「紅茶っぽさを残す」というのは大事なことです。紅茶っぽくない(たとえば緑茶っぽい)紅茶ももちろん美味しくて、おれは大好きなんですけど、紅茶なのであれば紅茶っぽさで勝負するべきだろ、ともおれは思います。たとえば、極限まで作画が良くもはや実写と区別がつかないくらいリアルな表情とリアルなアクションを実現したアニメがあったとして、それは果たしてアニメとして面白いのか?みたいな話です。新しいジャンルの謎の映像作品としては脳がぶっ飛ぶくらい面白いのかもしれないですが、そこにはもうアニメ的面白さは無いかもしれないですね、みたいな話です。そういうことを考えている闇のせろりんがいる一方で、せろりんの中には「いや美味しければなんでもいいだろ」みたいなことを言う光のせろりんもいて、結果的に表層にはどんなお茶も好きなレインボーせろりんが顕出しています。せろりんだよ~。
ダージリン オータムナル キャッスルトン茶園(ルピシア)
ダージリンの秋摘み(オータムナル)です。ロットは2021-DJ507ってやつで等級はFTGFOP1です。50gで1600円でした。
キャッスルトン茶園のお紅茶ですね。キャッスルトンの茶を買っときゃ間違いないみたいな風潮がおれの中に存在しています。紅茶初心者のみなさまにおかれましては高い紅茶に手を出したくなったらとりあえずルピシアに行ってキャッスルトンのダージリンを買うといいですよ。今回買ったの秋摘みですが初心者向きなのは夏摘みです。
秋摘み茶葉の収穫はもちろん秋なんですが、収穫後に加工したり輸送したり梱包したりしないといけないので微妙にラグく、秋摘みが日本に出回るのは1月頃になります。
しっかりと色の着いた紅茶らしい見た目のお茶っ葉ですね。ダージリンのうち、春摘みのほとんどと夏摘みの一部はあんまり紅茶っぽくない色や味をしているんですが、一方で秋摘みは、ちゃんと紅茶っぽい色と味がします。
紅茶っぽい色ですね。
紅茶らしいバランスのとれた味わいがありながら、まろやかさとコクと甘さがバリバリに際立っていて激ウマです。オータムナルの特徴といえば甘さ、みたいな風潮があり、キャッスルトンの2021年秋摘みも例にもれずメチャ甘いです。砂糖の刺すような甘さとは違った柔らかな甘みで、強制的にまったりした気分にさせられます。
ダージリンは割と渋いお茶なので、このお茶もそれなりの渋さがあるんですが、秋摘みらしい甘さとコクがマスキングしてくれているので口の中に入れても刺激を感じません。
味がメチャうまいながら香りも激強です。ダージリン特有の、花束のように複雑で甘い香りが気合いブリバリです。
秋摘みはどちらかというと香りより味を楽しむお茶だと言われることが多いんですが、コイツは香りも最強でスキがありません。
メリンガータの季節だ!!
サイゼの冬季限定メニュー「メリンガータ」の季節が今年もやってきました。
サクサクのメレンゲにチョコチップとアイスを乗せたお菓子です。イタリアのアイスケーキですね。
1個200円と、ファミレスのデザートメニューにしてはメッチャ安い気もするんですが、メリンガータはあまりにも美味いので2個3個と頼んでしまい、結果そんなに言うほど安くない感じになってしまいます。写真は2個頼んだときのものです。
マージでうまいです。これだけ食いにサイゼに行ってもいいくらいです。
アイスとメレンゲからできているので、サクサクやっているうちに口の中でいつのまにか溶けて無くなっている儚い食感で、ほかには無い感じの美味さです。しっかり泡立てた卵白を、時間をかけて焼き上げないとここまでサクサクにはなりません。こんなうめえもん初めて食いましたわ!!!!!
終わりだよ~。
せろりんでした。
最近™飲んでるお茶シリーズはねこおきば®の雑パロです。
クゥすみです。
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