山岡家に行くぞ!

メシ

せろりんでーす。山岡家に行くぞ!

(きょうは8月20日金曜日です)

うおおお金曜の労働が終わったぞ!これで明日とあさっては、朝目覚まし時計に叩き起こされたり、上司に怒られたり、先輩に怒られたりする必要が無い!こんなにうれしいことが果たしてこの現代日本にあるでしょうか。おれはいま、宇宙で一番自由だ!

ところで自由といえば「山岡家」です。「山岡家」は全国にチェーン展開する豚骨ラーメンのお店です。「メッチャうまい」「ガチでまずい」「999999999回通った」「臭い」「癖になる」「床がベトベトしている」「公害レベルで店が臭い」「1杯食べると寿命が1年縮む」などなど、おれの周りでも評価の分かれるお店ではありますが、おれは山岡家がめっちゃ好きです。

ところがどっこい山岡家は近所に無いので、タイムズカーシェアでわざわざ車を借り、神奈川の山岡家に向かいます。

キターーーーーー

山岡家です。

山岡家は、主に幹線道路のロードサイドに店舗を構える豚骨ラーメンのチェーン店です。基本的には駅チカな場所には無いので、山岡家に行くには強力な武器、たとえば自動車や、バイクや、速い自転車が必要になるのです。

山岡家の本社は札幌市にあります。びっくりドンキー、つぼ八、ニトリと並んで実は北海道企業なのが山岡家です。

いまは北海道に限らずわりと全国どこにでもあるチェーン店なので、有名といえば有名ですし、コアなファンも多いお店です。とはいえ幸楽苑やリンガーハットのように「誰でも知ってる」レベルのお店ではないのも事実です。この記事は学生時代、北海道の大学に通っていて山岡家に行きまくっていたおれが謎多き山岡家というお店を紹介する記事です。

店内です。山岡家の特徴といえば、店内のアホみたいな広さです。広大なカウンター席のほかに6人がけの座席が12卓くらいあります。しかも、混んでなければ6人がけのテーブル席に1人で座っても許されます。

とはいえこのお店は山岡家の中では小さい方だと思います。北海道の山岡家はもっと広いです。おれが通っていたお店は6人がけのテーブルが20卓くらいありました。コストコ並に広いです。

ぶっちゃけおれは山岡家の座席が満員になっているのを見たことがないので、ここまで店を広くしておく必要があるのかはかなり微妙なところなんですが、この無駄なだだっ広さには、ただならぬ北海道スピリッツを感じます。

山岡家といえば店内外に漂う公害レベルのとんこつの臭いで知られます。この日はなぜか臭いがほとんどしなかったんですけど、通常時の山岡家はガチで臭いです。おれの友人は「豚の死んだ臭いがするよね」と言っていました。豚骨の臭いなのでそりゃあ豚の死んだ臭いには違いないんですが、もうすこし言い方なんとかならないのかよとは思います。

豚の死んだ臭いがするのは、山岡家が店内で豚骨を炊いているからにほかなりません。大抵のとんこつラーメンチェーンはセントラルキッチンで豚骨を煮込みますが、山岡家にはセントラルキッチンがありません。豚骨はお店で3日間かけて煮込んでいるんだそうです。安心安全ですね。きっと健康に良いに違いありません。

おいでなすったわね

特製味噌味のネギチャーシューメン中盛、麺硬め味濃い目油普通です。

山岡家のラーメンは全て豚骨ベースなんですが、味付けはいろいろあります。味噌、醤油、塩、特製味噌、プレミアム塩豚骨、辛味噌、その他期間限定の味、などなどがあり、中にはぶっちゃけそんなに美味しくない味もあります。特に期間限定のメニューは軒並み評判が悪いです。

おれのオススメは特製味噌か醤油です。味付けのうまさを楽しみたいなら特製味噌を、豚骨本来の味をダイレクトに楽しみたいなら醤油を頼むといいです。

うまいです。北海道のクソ寒い冬をも一発で融かす熱々のスープがガツンと来ます。真冬の北海道、自転車に乗れない凍結した路面を、40分くらいかけて歩いて山岡家に行った、そんな思い出のある味です。思えば半年くらい山岡家のスープを口にしていませんでした。

正直、味濃いめで注文すると味噌の味がかなり濃くてしょっぱいんですが、それに負けないくらい豚骨の旨みとまろやかさもあります。

お店の異常な臭さとは裏腹に、スープはそこまで癖が強いわけではない・・・とおれは思っているんですが、とはいえ山岡家に通いまくっているのでおれの感覚がおかしくなってる可能性が高く、初心者からすると普通に癖が強いと思います。

それにしても油ギトギトですね。油普通で注文してもこのギトギト感です。ついでに床も油でベトベトしています。さすがです。1杯食べると寿命が1年縮む味がします。エンペラータイムですね。

ストレートの太麺です。ストレート麺なので本来はスープが絡みにくい麺なんですが、塩分の強いスープとギトギトの油が無理やり麺に絡んでくるのでトータルで見れば麺にスープが絡んでいます。

ネギがたくさん入っていてガチうまいです。白米とも合います。

山岡家と言えば自由、自由と言えば山岡家です。おれは北海道の外れの外れの大学に通っていました。北海道はヤベー田舎なので、緊急事態宣言とか関係なくほとんどの飲食店がデフォで20時には閉まります。ところが山岡家だけは、深夜でも、早朝でも、灯台が道を示すかのような煌々たる明かりを放ちながら、大晦日でも、クリスマスでも、常に営業しているのです。そういうわけでおれが通っていた大学の学生は、テストが終わったときや、バイトが終わったときや、盗んだバイクで走り出して自由になれた気がしたときに、真実(マジ)の自由を噛み締めながら山岡家にこぞって行くのです。もちろんおれもその一人です。真実の自由を噛みしめるのであれば、「このあと人に合うんだよな」とか「明日デートなんだよね」とか「午後から大事な面接があって」とか、そんなことを気にしてはいられません。ぶっちゃけると、べつにニンニクを入れたからってそこまで味がパワーアップするわけではありません。何時間も胃に残り続けて自分や他人に不快な悪臭を放ち続けることを考えれば、ニンニクなんて入れないほうが良いのかもしれません。それでもおれたちがニンニクを入れるのは、ニンニクを食べたときに口から放たれる悪臭が、少なくとも一時的にはおれたちを不自由な人間社会から開放してくれるからです。にんにくぶち込みは、味がどうとかではなく、人間関係から開放されるための儀式なのです。おれは、おれたちは、自由の国・アメリカのようなだだっ広い山岡家で、深夜に、ニンニクをドバドバ入れることによってのみ、真実の自由に到達することができるのです。

真実の自由に到達しました。

と、ここで山岡家のBGMが流れてきました。

ラーメン山岡家ミュージック Ver.1

美味しいラーメン見つけた

山岡家で見つけた

太くて強くてまっすぐ

麺の力であふれる元気

みんなでいただきます

癖になる味 ラーメンの山岡家

太くて強くてまっすぐ、そういう人間になりたいですね。

親の声よりは聞いてないとは思いますが君が代よりは聞いてるかもしれません。

Youtubeのコメント欄には「プロ野球選手になったらこれを登場曲にする」「卒業式の退場曲これがいい」みたいな謎のコメントがたくさんついていて謎です。

そんなわけあるか、と思うんですが、よく考えるとたしかにおれも葬式で山岡家の歌を流してほしい気がします。もう寿命もそんなに残っていないと思うので本当によろしくおねがいします。

山岡家もコロカスの影響を受けているようです。たとえば山岡家は漫画読み放題なので、空いているときには(表紙がベタベタになった)漫画を6人がけの席でじっくり読むこともできます。

本来はこの店舗も24時間営業なんですが、この日は緊急事態宣言の影響で20時閉店になっていました。深夜まで営業しているのは山岡家のアイデンティティみたいなものなので、しょうがないとはいえ時短営業は悲しいですね。全てコロカスが悪いです。

誰だコイツ

貫入が見事ですね。

山岡家と言えばラーメンを注文するごとにもらえる「サービス券」です。

5枚で餃子、10枚でラーメンと交換できます。10枚、つまり10杯ラーメンを食べるとラーメン1杯と交換できるということは、常連客にとっては実質的に1割引くらいでラーメンを食べることができるのと同じです。実は山岡家はちょっとお値段が高いと言えば高いんですが、通い詰めるのであればそんな言うほどでもない説があります。

ちなみに券を50枚集めると「NO RAMEN, NO LIFE.」とか書いてある謎のTシャツと交換できるらしいです。サービス券は有効期限が1年なので、一人で50枚集めるには常軌を逸したペースで山岡家に行かないとといけないわけですが、おれの大学にはTシャツをゲットした謎の人間が実際に何人かいたみたいです。意味不明ですね。

あと、おれの大学には、山岡家が好きすぎて山岡家に就職した奴もいるらしいです。そういう謎の中毒性が山岡家にはあります。

ごちそうさまでした~。ラーメンよりもラーメンを食べたあとに飲む清涼飲料水こそが一番うまい説があります。

終わり。

せろりんでした。

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