最近飲んでるお茶 2021年8月の部 ――ラムネ、ネパールアイスティー、うこぎ茶

おはせろ!せろりんです。

失恋の悲しみや死別の苦しみを表現した歌はたくさんあるのに、より普遍的で日常的な悩みである労働のキツさを表現した歌があんま無いのっておかしいよなと毎日労働しながら考えています。

そういうわけなので最近おれが飲んでるお茶を紹介します。

ラムネ(ルピシア)

みんな大好き、謎フレーバーティシリーズです。

ルピシアで購入しました。緑茶にラムネ飲料の香りをつけたフレーバーティーで、「ラムネ」という商品名のお茶です。飲み物に飲み物の名前つけていいんだ。

50gで670円でした。

コンペイトウが散りばめられていて涼し気な見た目の茶葉ですね。

アイスで淹れてみました。

お店で茶葉の香りを嗅いだときは、ラムネの香りのインパクトが強すぎて「なんだこれ」「派手さ重視で味のことはあんま考えてないのかな?」「出落ちみたいなお茶なのか?」と不安になってしまう部分も正直あったんですが、実際飲んでみるとラムネの主張はそこまで強くありません。もっとラムネ感の激しい駄菓子みたいなお茶なのかな、と思っていたんですが、実際は「ふわっとラムネの香りも漂うおいしい緑茶」といったテイストに仕上がっており、あくまでも緑茶のしっかりとしたコクと香りが主役になっています。ラムネの清涼感と緑茶の清々しさがマッチした、とてもよい取り合わせです。

パッケージを手にとった時は「これはアイスティーにした上で、ガムシロをぶち込みまくって甘くして飲んだほうがいいタイプのお茶だろうな」と勝手に思い込んでいました。上等だよガムシロぶち込みまくって飲んでやるわ、と思って買ったんですが、ところがどっこい淹れてみると、ラムネの香りがとても自然でお茶と調和しているので、アイスでもホットでも違和感なく楽しめます。

しかも、わざわざガムシロをぶち込まなくてもコンペイトウの微かな甘味の主張が意外と強いので、糖分を入れなくても美味しく飲めます。コンペイトウなんてカップ1杯分の茶葉に1粒くらいしか入っていないと思うんですけど、それでも甘みを感じられるのが不思議です。

ネパール アイスティー(株式会社キャメル珈琲)

労働をやっていると朝はどうしても時間がありません。①お湯を沸かして②ティーポットを温めて③4分くらいかけて茶葉を蒸らして④茶こしで茶葉を分離して⑤冷まして⑥飲む、なんて悠長なことはなかなかできないのです。そこで、なにか良い商品は無いかな~と思ってカルディを徘徊していたところ見つけた商品がコレです。ネパール紅茶の無糖ストレートティーが入った紙パックです。1リットル入り213円でした。

特に希釈する必要なく、そのまま飲むことができます。

商品名に「アイスティー」と入っているんですが、必ずしもアイスで飲む必要はありません。おれは基本的にはレンジでチンしてぬるい状態で飲んでいます。

渋み控えめでマイルドな味わいに仕上がっているんですが、一方で香りの強さがハンパないです。朝の草原のような清々しい緑の香りと、リンゴの皮のようなフルーティーな香りがします。メチャメチャ香り高くて超うまいです。

アイスで飲んでもうまいです。

ぶっちゃけ、アイスティーって茶葉からお湯で抽出しようとすると、作るのがめちゃくちゃめんどくさいです。ホットティーを作る手順に加えて、大量の氷で茶を急冷する工程も必要になります。一方でこの商品は、冷蔵庫から出してコップに注ぐだけで完成するので大変手軽です。

冷やして飲むと苦味がやや強調されるので、もしかすると好みが分かれるかも知れないですが、個人的にはスッキリした味わいで非常に美味しいです。

この手の液体で流通している紅茶は、基本的には色々な産地の茶葉をブレンドして作っています。たとえば午後の紅茶は「ディンブラ使用」「ダージリン使用」みたいなことが書いてあるには書いてあるんですが、実際のところディンブラやダージリンは20%しか入っていません。

ところがどっこい、このお茶は「ネパール」という商品名でありながら、本当にネパール茶葉を100%使用してしまっているのが偉いです。茶葉の個性がバリバリに出ているので、単一産地のお高い紅茶を飲んでいるような気分になれて気分的なコスパが高いです。これでリッター213円ですからね~。メチャ安いです。

ものすごく良い商品なので売れてほしいんですが、「ネパール」はわりとレアな茶葉なので、あまり流行ると品薄になりそうで怖いです。生かさず殺さずみたいな感じでほどほどに流行って欲しいですね。

Ukogi Herb Tea(株式会社有かい園)

「ウコギ」とかいう謎の植物から作ったお茶「ウコギ茶」です。おれが米沢に行ったときの土産です。

急須1回分淹れられるティーバッグが10個入って1296円でした。

「ウコギ」は全国に自生している植物らしいです。特に、山形県の米沢では生け垣に使う植物として親しまれているみたいです。

ウコギにはトゲがあるので生け垣にすると防犯が捗り、しかも新芽は食用にもなるそうですよ。おひたしや天ぷらにするらしいです。そういうわけなので、江戸時代、上杉鷹山というおれの知らない偉人さんが、生け垣としてウコギを使うことを米沢の庶民に推奨していたらしいです。わりと由緒ある植物なんですね。

ヨモギのような青々とした香りと、緑茶のようなコクや甘みを感じます。全体的にかなり緑茶っぽい味なんですが、緑茶と違って渋みはほぼありません。グリーンルイボスに近い特徴ですね。整った味で美味いです。よーく味わうとバジルみたいなハーブ感のある刺激的な香りもします。

それはそうと、おれは知らない土地に行くとご当地のお茶を買って帰る行為を稀によくやります。ウコギ茶がそうであるように、ご当地のお茶にはその土地の気候や風土や歴史が詰まっていてお土産性が高いですし、なによりお茶は賞味期限が長く、時間をかけてゆっくり楽しめるので、飲むたびに旅の思い出を振り返ることができます。

同じ理由でご当地の塩を買うのもよくやるんですが、塩はガチでなかなか消費できないので、旅行の思い出は忘れたのに塩だけは残ってる謎の状態になりがちです。


終わりだよ~。

山形の有名なビルを見た話

山形を車で移動していたら、インターネットの一部で有名な例のビルを偶然に発見して嬉しくなりました。

このビルがなんで有名なのかと言うと、見ての通りの自然豊かな場所に高いビルが建っている異様な状況がネットでネタにされがちだからです。

高さは133.95mだそうですよ。スカイタワー41という名前で、名前の通り41階建てなんだそうです。

ビルの実物を見るのは初めてだったんですが、にもかかわらずこの建物はおれにとって非常に思い出深いものです。思い出深い理由は、10年くらい前、おれが厨房(死語)だった頃にこのビルで謎の雑コラを作って遊んでいたからです。

こんな感じの雑なコラ画像をWindowsペイントで作ってインターネットで発表していました。これの何が面白かったのか、今となっては完全に謎なんですが、ともかくおれは厨房(死語)の頃、こんな感じの雑コラばかり作って面白がっていたので、偶然に実物を見ることができてメチャクチャ感激してしまいました。このコラ画像を友人に送りつけたところ「スカイタワー999999じゃん」と謎の返事が返ってきました。


終わりだよ~。

せろりんでした。

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