最近飲んでるお茶 2022年5月の部ーーダイソーどくだみ茶、旬のニルギリ、安い抹茶

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せろりんでーす。

6年の北海道生活を経て暑さ耐性がゼロになっており毎日熱中症に怯えています。

どくだみ茶(カネ松製茶株式会社)

謎ハーブティーシリーズです。今回はダイソーで買ったどくだみ茶です。ティーバッグ5個入100円でした。

ドクダミといえばおれの実家の庭の日陰にメッチャ生えている臭い雑草として知られています。

ドクダミの最悪なところは何といっても独特の香りです。刈ろうとするとドクダミの匂いとしか言いようがない青臭い悪臭が漂ってきてテンションが下がります。実家の日陰の草刈りに駆り出されてしまった日には絶望です。

しかもドクダミは生命力がアホみたいに強く、草刈りで根っこごと引っこ抜いて根絶やしにしたと思っても次の年には必ず同じ量のドクダミが生えてきます。ミントやバジルと並んで、一度侵入を許すと一瞬で庭を占領する非常に厄介な植物です。毒々しい赤紫のラインが入った変な形の葉っぱとキショいくらい真っ白い花が毎年毎年家の日陰を占領しているのは何とも不気味で、できれば関わりたくない植物の一つでした。

ところがハーブティーの世界ではドクダミ茶はそこそこ定番です。そしておれは好き嫌いが無い男。カメムシの匂いがするパクチーも湿布の味がするルートビアも克服してきました。食べ物の好き嫌いが無いのはおれのアイデンティティといっても良いくらいです。そういうわけでドクダミ茶を食わず嫌いしているのはさすがにダメだろうということで、いよいよ購入してみました。

ただ、この手の原価が安そうなハーブティーって、ふつうに買おうとすると50袋とか入ったメチャクチャデカいパッケージのしか売っていません。初手から大量に買うのはリスクがデカいのでこれまで購入を躊躇していたわけですが、今回は偶然ダイソーで5袋100円のものを見つけたので買いました。割高感はありますがしゃあなしです。

中国産のどくだみを天日干しして焙煎したお茶らしいです。

淹れ方:温めたカップにティーバッグ1個と熱湯180mLを注いで2分待つ。ティーバッグを取り出すときは上下に3回くらい揺する。

おそるおそる飲んでみたところ意外にもクセが少なくて美味しいです。焙煎した効果なのかドクダミっぽい青臭い香りはほぼ無く、言われなければドクダミとは気づかないほどです。

バジルのようなハーブ感やスパイス感のある刺激的で複雑な香りが強い上に、麦茶のような香ばしい香りもあります。

コクがあってまろやかさな味は温めた麦茶に近いです。渋みや苦味はほぼ無く、リラックスして飲める落ち着いた味です。ぼーっと飲んでいると、ふとカラメルのような甘い香りが漂ってきて楽しい気持ちになれます。

ハーブティーってどうしても香りが単調になりやすいわけですが、ドクダミ茶はいろいろな香りがして楽しいです。

ドクダミと聞いて想像するようなキワモノ感は全く無く、お茶としてちゃんと美味しい一杯に仕上がっているのがうれしいです。

やるやんって感じです。

ひとまず庭に除草剤を撒くのはカンベンしといてやろうと思います。

ニルギリ グレンデール茶園 2022(ルピシア)

ルピシアで買った「ニルギリ」です。

ニルギリはインドの南のほうにある地域の名前です。宇治茶とか狭山茶みたいなノリで産地の名前がそのまま銘柄になっています。

紅茶にも旬があって、大抵の産地の紅茶は春から秋にかけて旬が訪れます。一方でニルギリの旬は12月から2月だと言われています。

そういうわけでニルギリは、紅茶界隈では世界中のお紅茶に先駆けて一足早く今年の味を楽しめるお茶として重宝されているとかいないとかいう話です。

今回買ったのはグレンデール茶園のお茶で、等級はFPです。

お値段は50g900円でした。

淹れ方:よく温めておいたポットに茶葉7.0gと熱湯400mLを加えて2分30秒待つ。

ニルギリといえば、オーソドックスな紅茶らしい味とほのかな柑橘の香りで有名です。

このお茶も例にもれずクセの無い紅茶らしい紅茶の味がします。お紅茶って、ホットで淹れてミルクも砂糖も投入せずに飲むと渋みや苦味や雑味がモロに出てしまいます。実はホットのストレートでも素直に美味しいと思えるお茶っ葉ってそう多くはなく、だからイギリス人は基本的にミルクティばっかり飲んでいるんだそうです。ところがどっこいこのお茶は熱々のストレートでも不快な味がほぼしないのが嬉しいです。

その上で清々しい空気感を思わせる爽快で軽やかな味も兼ね備えていて、長野や山梨の高原に遊びに行ったときのようなハッピーな気持ちを想起させます。飲んでいると、かなりハッキリとレモンの皮のような香りを感じて、やっぱニルギリって美味え~って思います。ニルギリはせろりんが好きな紅茶の産地の一つです。

静岡抹茶(大井川茶園)

せろりんはお抹茶に詳しいわけでも茶道をやるわけでもないながらもお抹茶を割りとよく飲みます。

ところが、ちゃんとしたお抹茶ってメチャ高く、缶に入ったものはそれほど上等なモノじゃなかったとしても30gで2000円くらいするのが当たり前です。1杯で2gくらい消費するので1杯あたり133円と、メチャ高いです。

まあ特別なときに飲むお茶なら1杯133円でも別にいいとは思うんですが、毎日のようにガバガバ飲むのであればもっと安く済んで欲しいところです。そんなことを考えながらAmazonを徘徊していたところ見つけたのがこれです。

大井川茶園の静岡抹茶です。

おれが購入したタイミングだと50g2袋入りで864円という安さでした。1杯17円です。インスタントコーヒー並に安いですね。

点て方:温めておいた茶碗に粉末3.0gと熱湯100gを加えて茶筅でよく混ぜる。

頭皮マッサージするやつみたいな謎の道具でシャカシャカやってお抹茶を点てました。ちゃんとお作法がわかっている人なら恐らく一度でこんなに大量に点てないんだと思いますけど、おれはチャキチャキの江戸っ子なのでわりとせっかちで、一度にカブガブ飲みたくて毎回こんな感じです。

安すぎるので、大丈夫かな~と思って飲んでみたんですが美味かったです。高いお抹茶みたいな旨味や風味はぜんぜん無いんですが、変わりに回転寿司の粉末茶みたいな飲みやすさと鮮烈な渋みがあってイケます。抹茶感は抑えめではありますが、だから美味しくないってわけでは無く、これはこれで美味いです。

なにより安いので肩に力を入れずに一度にガブガブ飲めるのがうれしいです。一度にガブガブ飲むことで発生する旨さみたいなのがこの世にはあります。ラーメン二郎もコーラもチマチマやっていたら美味しくないのと同じです。

おれはわりと安いお茶が好きです。安いお茶には安いお茶の美味しさがあります。もしなにかの拍子に5000兆円を入手しても、おれはこういう安いお茶もたまには飲んでいる気がします。5000兆円は手に入らないので検証不可能なことだけが甚だ残念です。

忍野八海に行ったぞ!

終わりだよ~。

山梨県忍野村にある8つの池のことを総称して忍野八海と呼びます。8つの池は歩いて巡れる範囲に固まっていて、池の周りには飲食店や土産屋が立ち並んでいます。

近くに行く用事があったのでふらっと寄りました。

このあたりに約8個くらいある池の中で、最も観光客を引き付けているのは、この「中池」でしょう。8mもの水深があるにも関わらず底まで見える驚異的な透明度です。透明度が高すぎて魚も飛んでるように泳いでいます。

ところで、忍野八海のあたりにある池の数を正確に数えてみると、実は10個あることがわかります。なんと10個あるうちの2つは人工池で、この「中池」も近くの土産屋が勝手に作った人工池らしく、忍野八海には含まれないんだそうです。勝手に池作っていいんだ。

そういうわけでこのへん名物のうどんを食べて帰りました。

終わりだよ~。

せろりんでした。


この「最近飲んでるお茶」シリーズの記事は、ねこおきばの「最近聞いている曲」シリーズの雑パロです。

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