最近飲んでるお茶 2021年10月の部その2 カモミールペパーミント茶、旬のウバ、献上加賀棒茶

せろりんです。

おれが最近飲んでいるお茶を紹介する謎の企画、10月編その2です。

リラックス カモミールブレンド(日東紅茶)

日東紅茶のリラックスカモミールブレンドです。ハーブティーの定番「カモミール」に、これまた定番の「ペパーミント」をブレンドしたお茶です。

そのへんのスーパーでティーバッグ10個入り247円でした。わりといろんなスーパーに売られている入手しやすいお茶です。

カモミール茶とペパーミント茶を混ぜたお茶なのでカモミール茶とペパーミント茶を混ぜた味がします。

カモミール特有のりんごのような甘い芳香と、ペパーミントのスーッとした清涼感がよくマッチしています。うまいです。

カモミールもペパーミントもメチャうまいハーブティーで、おれはどっちも大好きなんですが、紅茶やルイボス茶なんかと比較してしまうと単体ではやや味の深みが足りなくて、ちょっと物足りない気がするのも事実です。

そこで日東紅茶は、2つをいい感じにブレンドすることで、カモミールの甘い香りとペパーミントの清涼感を併せ持った究極のハーブティーを作り上げてしまったっぽいです。

カフェインレスで、抽出時間が短くて(1分半)、お値段1杯25円の安さを誇りながら味も美味い神みたいなハーブティーです。

おれは会社のロッカーに入れておいて労働の休憩中にガブガブ飲んでいるんですが、カモミールの甘い芳香とペパーミントの清涼感で鬱々とした労働中の嫌な気分が一気に吹き飛び、一瞬で家に帰りたくなります。

カモミールはカモミールという植物の花を乾燥させて作ったお茶です。おれはカモミール茶がメッチャ好きで、どのくらい好きかというと自分で栽培したことがあるくらい好きです。これは4年くらい前、まだ北海道に住んでいた頃、大家に無断でアパート共用部の廊下の隅っこにプランターを置いて勝手にカモミールを栽培していたときに作ったカモミールティーです。

美味しかったですが売り物と比べて特別美味しいわけではなく、しかも栽培がメッチャ面倒くさいわりに収穫量が少なく(ちっこいプランター一つからこのくらい花が採れるんですが、お茶にすると3,4杯になってしまいます)、とにかくコスパが最悪なのですぐに飽きて栽培はその年でやめたんですが、プランターについては片付けるのがめんどくさくて何年も放置していました。

で、おれはプランターのことなんてすっかり忘れて東京に引っ越してしまったんですが、この前ちょっと用事があって北海道に行ったとき、懐かしさに駆られて住んでいたアパートの前を通ってみたところ、まだプランターが残っていて苔とかが生い茂っており、流石にすまんって思いました。

ウバ ハイランズ クオリティー(ルピシア)

2021年産ウバです。ルピシアで50g900円でした。3月の部でも紹介したハイランズ茶園のお茶です。

ウバなんて言っても紅茶オタク以外だれも聞いたこと無いとは思いますが、「セイロン」なら聞いたことがあるんじゃないでしょうか。

スリランカのことを昔はセイロンと呼んでいた名残でスリランカ産のお茶のことを今でもセイロンと呼びます。ウバはセイロンの一種で、いろいろ種類があるセイロン茶の中でも特に世界的人気のある産地です。

特にこの商品は、今年の旬の時期(7~9月)に採れたウバを包んだ特別な商品です。ウバ地方は7~9月に乾季を迎えるので、その時期の茶葉は乾季に耐えるため養分を蓄えているからうまい、みたいな理屈があります。冬になるとダイコンが甘くて美味しいのと同じ原理ですね。

茶葉を粉砕して細かくしたブロークンタイプのお茶です。ウバといえばブロークン茶葉が特徴、みたいなところがあります。

色が濃いですね。

「上質なウバはカップのふちにゴールデンリングと呼ばれる金色の輪をつくる」みたいに言われることが多いんですが、おれにはわかった試しがありません。もしかして本当にフチのフチにある2ミリくらいの色がちょっと薄くなってる部分のことを言うんでしょうか?でもこんなのウバ以外の紅茶でも現れる気がします。謎ですね。

飲んでみると、刺激的な渋みを感じた後、苦味と若干のエグみを感じます。コクもかなり強いんですが、それ以上に渋みも強くてサッパリした後味です。

飲み干すとメントールのようなスーっとした清涼感を感じます。味も強いんですが香りもメチャ強く、いろんな花の香りがミックスされた香りがします。知ってる花で言うと、バラのような香りもかすかにします。味も香りも濃いけど渋みとメントールっぽい清涼感のおかげで後をひかないという、いきなりやってきていきなり去っていく嵐みたいなお茶です。

ストレートでもうまいんですが渋みが強いのでミルクを入れて飲むと飲みやすいです。

献上加賀棒茶(丸八製茶場)

石川県の丸八製茶場が作っている「献上加賀棒茶」です。

おれはべつにほうじ茶に詳しいわけでは全然ないんですが、数少ない飲んだことのあるほうじ茶の中で一番うまいと思っているのがこれです。

ほうじ茶は茶葉を焙煎して作るお茶なので、どうせ加熱して焦げた味にするならそこまで良いお茶を使う必要はないだろう的なノリが存在するらしく、基本的には庶民のお茶とされているジャンルのお茶です。ところがどっこいこのお茶は昭和天皇に献上するために作られたスペシャルなほうじ茶です。

友人が出張で金沢に行くというので、じゃあメチャうまいほうじ茶があるから買ってきてくれと(半分冗談で)頼んだところマジで買ってきて献上してくれました。

60g入で864円です(金は払いました、ありがとうございました)。

チャを焙煎して作ったお茶のことを総じてほうじ茶と呼ぶわけですが、特に茎の部分を焙煎して作ったお茶のことを、見た目が棒っぽいので棒茶と呼びます。たしかに見た目は棒にしか見えません。均一な形で美しい茶葉ですね。

熱湯に25秒ひたしておくだけで抽出できます。さっと湯通しする程度のスピードで抽出できるのは手軽でありがたいですが、抽出時間が短い代わりにちょっとぼーっとしてるとすぐに雑味が出てしまうので集中して淹れる必要があります。抽出条件がかなりシビアなようで、100%の美味しさを引き出せることのほうが少ないです。とはいえ多少抽出失敗しても全然うまいですけどね。

輝かしい琥珀色で非常に美しい水色ですね。

うまいこと淹れられるとマジで激ウマです。苦味や渋みはほぼ無く、代わりにお茶の甘さがバリバリに強調されています。

続いてほうじ茶特有の香ばしい香りがしてくるわけなんですが、「香ばしい」とよばれる香りにもいろんな種類があるんだなあと感心してしまうほど複雑で重厚な香ばしさが鼻を抜けます。特に心地よいのがべっこうあめのような甘く懐かしい香ばしさです。

飲み干してからしばらくは甘い香りが鼻の中に残り続けるので、カップをあけてしまった後も当分は幸せな気分でいることができます。

すごくいい茎茶を丁寧に焙煎しているんだろうなあと思います。

会社の給茶機のほうじ茶と書かれているボタンを押すと出てくる茶色い液体とは何もかも違いすぎます。はやく給茶機に献上加賀棒茶を採用している会社に転職したいです。

サイゼ行くぞ!

終わりだよ~

サイゼの限定メニュー「ラムのラグー トロフィエ」600円がメチャうまいです。

ラム肉のミートソースをトロフィエとかいう謎のショートパスタと合わせたお料理です。

トロフィエはショートパスタとロングパスタ両方の性質を持つ…♣

食べやすくて食感が面白いというショートパスタの長所をキープしながら、形状がスパゲッティっぽいので食べたときの麺っぽさも捨てていない、いいとこ取りのパスタです。

ショートパスタ(マカロニとかペンネとか)って、味は美味くても食べた後なんーか物足りない現象が起こるわけですが、トロフィエは麺っぽいので満足感もあります。

ソースもラム肉がゴロゴロ入っていてうまいです。


終わりだよ~™

終わりだよ~™はねこおきばの商標です。

せろりんでした。

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