最近飲んでるお茶 2022年8月の部ーーグームティー、韃靼蕎麦茶、ニセコ

おは™せろ!

おれが最近飲んでるお茶を紹介する謎の企画、8月の部です。

グームティー マスカテルバレー(ルピシア)

グームティー茶園の中でも、とりわけオーガニック栽培をやっている区画「マスカテルバレー」で採れた特別な夏摘みダージリンです。

30gで2600円と非常に高価なお茶です。スーパーのちょっとしたお茶は30g300円くらいなので、そう考えると何やってんだろおれ、と反省してしまう値段です。

高そうな葉っぱですね。

淹れ方:温めておいたポットに茶葉7gと熱湯400gを注いで3分待つ

香りがめちゃくちゃ良いです。ぶどうの皮のようなフルーティーな香りがプンプン漂っていてガチでいい香りです。ダージリンには春摘み、夏摘み、秋摘みの3種類があって、値段は同じ品質の茶葉なら春>夏>秋の順になっています。ただし夏と秋は一番煎じしか飲めない一方で春摘みだけは三番煎じくらいまで美味しく飲めるので、実は一番金がかかるのは夏摘みです。そう考えると夏摘みを飲むのはやめたい気持ちがあるんですが、でもこういうバカみたいに香りがいいお茶に出会うと、やっぱ辞められねえ~と思います。

渋みと甘みのバランスもすばらしく、味の深みが香りの深みに負けていないのも良いです。

メルエム(漫画に登場するアリのバケモンの王。暇つぶしに囲碁・将棋等のスペシャリストを王宮に招致して遊んで暮らしている。ショボいパフォーマンスをした人間は殺してしまうが、卓越した能力を見せるとワンチャン仲良くなってくれる)になにかの間違いでおれがお茶に詳しい人として招致されて「余は空腹じゃ 馳走を用意せい」と言われたらコレを選ぶと思います。

これ以外にも美味しいお茶はいろいろあるんですが、あまり美味しさが分かり易すぎるお茶を出すと「底が浅い、なめるな」ってなって殺されそうですし、逆に難解なお茶を出すと「これのどこが良いんだ」となって普通に殺されそうなので、メルエムに出すならグームティーマスカテルバレーあたりがちょうどいいと思っています。わかりやすくも奥の深いすばらしいお茶なのです。

あさみや だったん蕎麦茶

北海道の北の方に蕎麦の栽培で有名な幌加内町という町があります。それで、このまえ旅行で幌加内の近くを通ったときに「お土産でそば茶でも買っていくか」と思ったんですが、道の駅に片っ端から入ってもなかなか売っておらず、入手できないまま家に帰ってからAmazonで購入した幌加内とはなんにも関係のない中国産のそば茶がこれです。がぶ飲みしたくてつい幌加内と関係ないものを買ってしまいました。

淹れ方:温めておいたポットに蕎麦茶10gにと熱湯400gを淹れて1分待つ

美しい黄金色のお茶ですね~。

味はメチャうまいです。煎った蕎麦の香ばしすぎる香りとスッキリした穀物の甘みが激ウマです。

今回買ったのは特別なお茶ではなく適当に選んだ普通の普及品ではあるんですが、それでもバカうまいので蕎麦茶ってすごいなと思います。蕎麦茶を飲むたびに、実はあらゆるお茶で蕎麦茶が一番うまいのでは、みたいな疑念が浮かぶんですが気づかなかったふりをしながら生きています。

それはそうと幌加内は道路脇にひたすら蕎麦畑が続いていて、白く小さい花がたいへん見事な景観を作り上げています。ドライブ目的で北海道に行くならトップ5に入るくらいおすすめの場所です。

ニセコ(ルピシア)

ルピシアが北海道地区限定で売っている「ニセコ」です。

「ニセコ」は北海道の地名で、北海道の持つところの付け根のあたりにあるリゾート地であるとともに、いまはルピシアの本社がある場所です。

もともと東京に本社があったのになんでニセコくんだりに、という謎さはあるんですが、ともかく今は北海道企業なので元道民のおれとしては応援したい会社の一つです。有名な北海道企業としては、ニトリ、ツルハ、株式会社アレフ(びっくりドンキーなど)、山岡家などがあります。

このお茶はルピシアのシェフが食事に合うように考案したブレンドティーなんだそうです。ルピシアは主にお茶屋さんなんですが飲食事業もやっていて、ニセコに行くとヴィラ ルピシアとかいうおしゃれなレストランがあります。

葉っぱです。

淹れ方:温めておいたポットに茶葉7gと熱湯400gを入れて2分半待つ

かなり黒い水色ですね。

ルピシアのお茶はパッケージの裏に茶葉の生産国が書いてあるので、国名からブレンドされている茶葉の銘柄を推測することができます。で、このお茶は「インド」とだけ書かれていました。

飲んでみると鼻を抜ける柑橘のような香りが際立っていたので、ははん、これはインドの中でも南のほうで採れる「ニルギリ」に違いないぞ、と思いました。

とはいえこのお茶はブレンドなので、ニルギリの他に何らかのインド産の茶葉が少なくとももう1種類は入っているはずです。ところが、よく味わってみてももうひとつは全然わかりませんでした。

答えが気になってルピシアのウェブサイトを探してみたところ、こんなことが書いてありました。

すっきりとしたニルギリの後味と、コクのあるまろやかな味わいのプーアル茶のブレンドは、食材の風味をより引き立たせ、いつもの食事をさらに美味しく演出してくれます。

https://www.lupicia.com/shop/g/g13185122/

プーアル茶かい!ってなりました。

答えがわかってスッキリした上で飲んでみると、たしかにプーアル茶のようなスモーキーな後味がメッチャ漂ってきてプーアルとしか思えなくなるから不思議です。紅茶だと思って買ったのにプーアル茶が混じっていることには驚きましたけど、たしかに「紅茶です」とはどこにも書かれていないので一本取られたなーと思いました。

紅茶とプーアル茶の組み合わせは意外感がある一方で、味の調和はしっかりととれていて美味いです。ニルギリの華やかさをそのまま活かしつつ、プーアル茶が口の中の油っこさを取り去ってくれる見事な組み合わせだなと思いました。これはたしかにルピシアのシェフが言う通り、食事にも合うなーと思いました。ルピシアのシェフやるやんって感じです。明日はおれにリベンジさせてほしいです。

モノクロフィルムで写真を撮るぞ!

終わりだよ~。

フィルムカメラでバリバリ写真をとっています。

で、ふつうのカラーフィルムで撮っていると飽きてくるので、今回はイルフォードのXP2SUPER400というモノクロフィルムを使ってみました。

モノクロならなんでもいいか~と思ってすごい適当に買ったんですが、実はこれはカラーフィルムと同じ方法で現像できるモノクロフィルム、とかいう謎の商品らしいです。モノクロ現像は方法が特殊らしく時間がかかったり金がかかったりすることが多いのでカラー扱いで出せるのはありがたいですね。

なかなかいいかんじに写っていますね。

色の情報が無いぶん、被写体の造形の良さや、それを活かす構図力が無いと微妙になってしまって難しい反面、意外な画が出てくるのは楽しいです。

写真はいずれもRollei35 LEDで撮影しています。

終わりだよ~。

せろりんでした。

おは™はねこおきば®の商標です。

コメント