【やくならマグカップも聖地巡礼】多治見に行ってマグカップも焼いたぞ~

DIY

せろりんでーす。

高校入学と同時に岐阜県多治見市に引っ越してきた主人公・豊川姫乃が伝説の陶芸家である亡き母・土岐川姫菜の遺した陶芸作品に触れながら陶芸部の友人とともに自分のやきものを見つけていくほんわか青春ろくろアニメ「やくならマグカップも」の聖地巡礼に行ってきたレポートをします(息つぎ無し)。

多治見に来ました。多治見インターを降りると早速「やくならマグカップも」の横断幕が迎えてくれます。

私事ですがおれは豊川姫乃がニコニコで自撮りしてるこのキービジュがメチャ好きなので、初手でこの絵が迎えてくれるのは流石にうれしかったです。

本町オリベストリートを歩くぞ!

豊川姫乃の家と成瀬直子の家のモデル地があり、実写パートの聖地(?)でもある「本町オリベストリート」に来ました。

ここは陶都創造館という場所で、陶芸用の窯や何十万もするガチの茶碗が売っているかと思えば「やくならマグカップも」のグッズも売っていたりする謎の複合商業施設です。

等身大パネルの中央には豊川姫乃がグネって失敗したであろう粘土と電動ろくろが置いてあります。これを見たときは「あー姫ちゃん失敗しちゃったんだな」とすんなり受け入れられたんですが、冷静に考えるとなんでグネって失敗した粘土が特に説明も無くこの場所に置いてあるのか流石に謎です。

それはそうと全体的にみんな背が高めだなと思います。青木十子なんかはタッパがあり眼光も鋭いので、おれくらいだったら殴り合ったらワンチャン普通に負けそうです。

す し ざ ん ま い

喫茶ときしろうと成瀬直子の家です。このへんは全体的にレトロな町並みで、アニメ化されたのを抜きにしても歩いていて楽しいです。というか多治見という街は陶器で作られたアート作品がそこらじゅうにあって、アニメ化されたのを完全に抜きにしても、ガチで歩いていて楽しい街でした。

(C)プラネット・日本アニメーション/やくならマグカップも製作委員会 やくならマグカップも 1話より

アニメだとカフェときしろうですが、モデルとなったお店はアンティークショップでした。

多治見という街はマジでいたるところ陶磁器で出来ています。銀行の看板すら陶器です。

うどんとラーメンを食うぞ!

とりあえず腹が減ったので、9話の実写パートで声優さんが麺をすすりまくっていた「信濃屋」に来ました。

ころかけうどん 660円です。信濃屋さんはその筋では有名なホンモノの名店らしく、そこそこ行列ができていました。

いざ実食してみるとめっちゃくちゃうまいです。麺がふわふわしていて、それでいてコシがあり、まったく食べたことのない食感をしています。甘じょっぱい強めの味付けの汁に負けないくらい、麺の甘みと小麦の味が強いです。感動的なうまさです。

支那そば小 440円です。みっちり詰まった麺を噛むと小麦粉の味が口の中に広がります。「具が無いラーメンとか、いくら麺と汁が美味しくてもさすがにだろ・・・」と思っていたんですが考えが変わりました。具なんて邪魔なだけです。

食べログを見ると「信濃屋さんに行く人の大半はころかけうどんと小ラーメンを頼む」と書いてあって、いや麺に麺は流石にキツいだろ・・・・・と正直思っていました。さらに、みなさんがそう思ったように、おれだって9話の実写パートで声優さんがうどんとラーメン両方食べているのを見て「いやいやそれはキツいでしょ」と思ったんですが、実際行ってみたおれにはよくわかります。これは両方食べないと損です。たべるならラーメンも、たべラーです。

多治見駅周辺を歩くぞ!

このへんの堤防はどこもかしこもモザイクタイルで飾り付けられています。タイルが何を表現しているのか考えながらお散歩するのも楽しいです。

(C)プラネット・日本アニメーション/やくならマグカップも製作委員会 やくならマグカップも 1話より

オープニングで走るアニメは名作

多治見橋です。この橋は実はアニメに何度も登場しています。聖地巡礼に行くなら必ず行きたいスポットの一つです。

(C)プラネット・日本アニメーション/やくならマグカップも製作委員会 やくならマグカップも 2話より

完全に一致ですね。

橋が登場する百合アニメは名作みたいな法則があります。

(C)プラネット・日本アニメーション/やくならマグカップも製作委員会 やくならマグカップも 1話より

多治見橋です。

カッパ広場です。陶製のカッパは迫力と質感があって怖めです。このカッパさんは筋骨隆々で背も高いので、おれみたいな雑魚だと殴り合ったら普通に負けそうです。青木十子ならワンチャン勝てるかもしれないです。

(C)プラネット・日本アニメーション/やくならマグカップも製作委員会 やくならマグカップも 2話より

「でもいい色でしょうこのカッパ。美濃焼独特の味わいよね」

「こんなにおっきなの、焼くの大変そう」

「これはね、いくつかのパーツに分けて焼いたのをくっつけたのよ」

いくつかのパーツに分けて焼いたということなんですが、継ぎ目が見当たらず、どこでくっつけたのかはよくわかりませんでした。継ぎ目を隠すための何らかの技術が使われているのかもしれないです。陶器の表現は奥深いな~と思います。

それはそうと、このカッパのような深い緑の陶器は多治見に行くと「織部焼」という名前であちこちに売られていました。織部焼は美濃焼の一種らしいので、青木十子さんの言っている「美濃焼独特の味わい」というのは織部焼のような深い緑色のことを指しているんだと思います(おれはやきもののことはマジでなんにもわからないので適当に喋ってます)。

水がクッソ汚いです。そりゃここに落ちたらテンション下がるよな~と思いました。思いがけずアニメへの理解が深まってよかったです。

マジでいたるところ陶磁器でできています。

(C)プラネット・日本アニメーション/やくならマグカップも製作委員会 やくならマグカップも 2話より

多治見は一方通行が多い気がします。運転に気を使います。

富士アイスがありました。富士アイスって山梨にしか無いローカルな店だと思っていたので、多治見にもあると聞いて心の底からビビったんですが、こうしてホンモノを見るとやはり「なんで多治見にあの富士アイスがあるんだよ・・・」と思ってしまいます。

(C)プラネット・日本アニメーション/やくならマグカップも製作委員会 やくならマグカップも 2話より

大判焼きのことをじまんやきって言うの、山梨県民だけじゃなかったんですね・・・・・・・・

多治見駅に来ました。マジでいたるところ陶器で、歩いているだけで楽しいです。

(C)プラネット・日本アニメーション/やくならマグカップも製作委員会 やくならマグカップも 1話より

ここまで一つの特産品を推してる街は実はほかに無いんじゃないでしょうか。

マグカップも焼くぞ!

虎渓窯に来ました。陶芸体験を実施していらっしゃいます。

ここは陶芸部室の内観のモデルになったらしいんですが、どこが一致しているのかはあんまりピンときませんでした。

作陶する前に、作品の参考にするため焼き物の展示を見ました。写真に写ってるのはこれだけですが、実際にはこの10倍くらいの展示があります。

(C)プラネット・日本アニメーション/やくならマグカップも製作委員会 やくならマグカップも 1話より

「こんな感じの色とりどりなマグカップが400個以上あって、好きなのを選び放題!」

「うそ、あれって。間違いない、全部そう。あの色使い、どれも独特だもん」

それはそうと、こうしていろんな美濃焼を見ていると、土岐川姫菜の作品の色使いがいかに異常だったかよくわかります。

こういう場所で作陶体験をします。

土の塊に親指をズブッと入れて形を作ります。この作業はマジのガチで気持ち良いし、ありえんくらい楽しいです。それはそうと、よく意識高い系みたいな人の手の動きのことを「ろくろを回す」とか言いますが、ホンモノのろくろは、かなりゆーっくりとした動きでやらないとうまく行きません。指導してくれた工房の人も「そーっとやってください」「力は入れないで」みたいなことを何度も言っており、意識高い系の人は別にろくろを回してたわけではないことが発覚しました。

取っ手を作ってマグカップが完成しました。

ええっ!思ったより上手く出来ましたね。そりゃあ売り物みたいに美しいわけではないですし、芸術的な形をしているわけでもないですが、それでもちゃんとマグカップの形をしています。ちょうど、一緒に見た景色や溢れてくる気持ちを消えないように形にして残しておきたいと思っていたところなので助かりました。

ソーサーも作りました。定規で描いた線じゃつまらないので若干歪ませてみたんですが、やらないほうがよかったかもしれないです。やるにしてももっと思い切ってグイッと曲げちゃったほうがよかったかもしれません。「大胆に思い切って」という名前でブログをやっているのに大胆に思い切った作品を作れずにすまんと思っています。

せっかくソーサーがあるので、ついでにティーカップも作ってみました。おれはもともとマグカップだけ作る予定だったんですが、こちらの工房は粘土と時間が許す限りなにをいくつ作っても良いシステムになっているらしく(焼成するには追加料金がかかります)、おれはマグカップ以外にも作品を作り、まさしく「やくならマグカップも」を実践することに成功しました。

紅茶専用のカップは平ぺったい形に作るのが基本なので(熱い紅茶を早く冷ましたり、お茶の繊細な色を観察したりするためです)、平ぺったく作ってみました。

それはそうと同行してくれたオタクは飲酒が好きらしく、マグカップのほかに徳利とおちょこを作っていました。おれはお酒が飲めないので徳利を作るという発想がそもそも無く、へぇ~そういうのもアリなんだ、と思いました。一方でお茶をあまり飲まない人からするとティーカップを作る発想もなかなか無いはずです。9話でうどん屋さんの店主が「作品にはその人の性格や生き様が表れる」みたいなことを言っていた意味がなんとなくわかりました。

そう考えると、豊川姫乃さんが、①オブジェではない実用的な座布団を②ひんやりした陶器で③三編みを用いて 作るというコンセプトの作品を考えたのはメッチャクチャにロジカルな展開だなーと思います。①母親の代わりに自分で家事をこなしてきた姫ちゃんが②暑い暑い多治見で③三編みの久々梨三華と一緒に部活をやってきたから こそ思いついた作品が、あのヒンヤリ三編み陶製座布団なわけです。作品にはその人の性格や生き様が表れるって、本当にその通りですね~。やはり美味いうどんを作る人は本当のことしか言わないです。

豊川姫乃の絵難民救済

作った後は色を指定します。釉薬を塗るのは素焼きしてからなんですが、素焼きが終わる時期にもう一度多治見に行くわけにはいかないので(いや、おれは行ってもいいんですが)、工房の人がかわりに色を塗ってくれることになります。作業するのは工房の人なんですが、色の指定だけは自分でやれます。

いろんな色があってけっこう本気で悩んだんですが結局こうしました。ソーサーは白に塗って、マグカップは黒にすることでモノトーンのセットにしました。ティーカップは白地に青を入れることで洋風感を出しつつ、白一色のソーサーとの調和を狙いました。

でもおれがイメージした通りに仕上がるわけはないので、実際は焼いてみないとわかりません。どんな色になっているかは開けてみなきゃわかりません。温度が上がるたび 未来も変わるから・・・・・・・・・・。

焼き上がるのは4ヶ月後らしいです。出来上がるのがこんなに楽しみで、同じくらい怖いのって、高校入試の時より上かもしれません。電動ろくろ体験、めちゃくちゃ楽しかったです。地元で陶芸教室にでも通ってみようかな~と思いました、おれは本気です。

モザイクタイルミュージアムに行くぞ!

5話の実写パートに登場したモザイクタイルミュージアムに行ってきました。土日は予約制です。

声優さんがおわしていた階段です。

モザイクタイルアートの展示があります。

実はせろりん、モザイクタイルが好きです。いつか自作のピザ窯をタイル張りにしてえ~と思いながら毎日過ごしています。そういうわけでこのミュージアムがずっと気になっていたので、今回来れてよかったです。

トイレ

インスタンス ドミネーション

売店にはタイル詰め放題という夢のような商品がありました。宝箱みたいでテンションが上ります。

ホタルを見に行くぞ!

5話に登場した北小木のホタルを見るために移動しているんですが、GoogleMapにありがちな、ありえん狭い悪路に案内されるやつをやってしまいました。ついでに色々あってエンストして下り坂でブレーキの油圧が効かなくなるなどの恐怖体験も発生しました。

たぶんアニメに登場したのとは違う場所ですが、ホタルがうじゃうじゃいました。それはそうと人生初ホタルです。ホタルって実在したんだなーと思いました。

(C)プラネット・日本アニメーション/やくならマグカップも製作委員会 やくならマグカップも 5話より

さすがにここまでたくさんは居ませんでした。

人間もうじゃうじゃいました。

先が見えないまま歩き続けてると座り込みたくなることもあると思うけど、それでもまた歩き出せば、こんな風景に出会えたりもするんだな~と思いました。

アニメと同じルートで姫駅まで降りてきました。アニメにならって姫駅から山を登っていくルートをとれば酷い悪路を走らずに済んだっぽいですね~。

それはそうと姫駅から北小木まで行く道は、徒歩だとかなり険しく長い道のりです。5話を見て「この程度のウォーキングでバテる久々梨三華、体力無すぎワロタw」と思っていたんですが、実は暑い中をあれだけ歩いて比較的けろっとしている成瀬直子と豊川姫乃のほうが異常だったみたいです。

(C)プラネット・日本アニメーション/やくならマグカップも製作委員会 やくならマグカップも 5話より

まんま同じですね。

駅の自販機にチェリオ100円で売ってねえじゃん!と思ったんですが、帰宅してからアニメを見返すと、チェリオがあるのは駅を出て道路を渡った向う側にある自販機であることが発覚しました。アニメをよく確認しないなんて聖地巡礼中のオタクとしては失格ですね。

(C)プラネット・日本アニメーション/やくならマグカップも製作委員会 やくならマグカップも 5話より

ありえん楽しかったぞ~

そういうわけで聖地巡礼に行ってきました。駅前や本町オリベストリートのあたりを練り歩いているだけでも、そこらじゅうに聖地があって超楽しかったです。関東からも関西からも微妙に遠いのを抜きにすれば聖地巡礼難易度はかなり低く、ホタルを見に行ったり永保寺に行ったりしない限りは徒歩でも十分楽しめる範囲に聖地が固まっているので、気軽に行ってみるといいんじゃないでしょうか。

駅前や本町オリベストリートのあたりを練り歩くだけなら関東から日帰りでもなんとか行けそうです。ただ、おれみたいにホタルを見に行ったりモザイクタイルミュージアムに行ったり陶芸体験をしたりするなら1泊は絶対にしたほうがいいです。2泊してもいいくらいです。おれはこの旅程を日帰りで敢行したんですが朝7時半に東京を出発して帰ってきたのが翌日の早朝4時でした。計画性がなさすぎて流石に反省です。

それと、せっかく「やくならマグカップも」の聖地巡礼に行くなら、どこかしらの陶芸体験をやっている施設でマグカップも作ってみることをマジでオススメします。実際に手を動かしてドキドキしながら粘土を成形したり、ワクワクしながら色を選んだりすることで、アニメの見方がまったく変わってきます。

そういうわけで「やくならマグカップも」の聖地巡礼はありえんくらい楽しかったです。すでに「また行きてえ~」ってなっています。おれもそこそこいろんなアニメの聖地巡礼をやってきましたが、こんなに巡礼が楽しいアニメはなかなか無いと思いますよ。

終わり。

せろりんでした。

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