スローループが好きすぎるからフライフィッシングを始めるぞ!

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せろりんです。

せろりんはスローループがガチでめちゃくちゃ好きです。そういうわけでフライフィッシングをやりたいな~と何年も前から思っていて、ついに決心してフライを始めてみたのでブログにします。

ちなスペックwせろりんはフライ以外の釣りもほとんどやったことがないです。一応、海のエサ釣りは友人に誘われて何回かやったことがあるのと、釣り堀で道具を借りてやったことが何回かあるにはあるんですが、とはいえガチの初心者です。

そういうわけでガチ初心者がフライを始めるときの参考になればと思います。ただしこの記事はガチ初心者が書いているので、内容はめっちゃ不正確です。テクニカルな部分は必ずもっと信用できるサイトを参照してください。

ハーミットで釣り竿を買うぞ!

山手線の大塚駅近くにあるハーミットにやってきました。このお店は吉永家の釣具店「Permit」のモデルです。

フライのことはフライ専門店に聞けば間違いないだろうと思って訪れました。

店内にはフライ用品がいっぱい売ってます。とはいえ素人のおれが見てもよくわかりません。

そういうわけで店員さんに「フライフィッシングを始めようと思うんですけど~何買えばいいですかね~」と聞いてみたところ、アキスコとかいうメーカーの2万5000円くらいのスターターセットを紹介されたのでそれを購入することにしました。

必要なものが大体揃っていて、バラで買うよりだいぶ安いらしいです。

店員さんにフライを始めようと思ったきっかけを聞かれたので、スローループを読んで…と正直に言ってサインを撮らせてもらいました。うれし~。

スローループを見てフライを始めようと思う人は実はかなり少ないらしいです。確かにそういう人ってネットを見渡しても見当たりません。そういうわけなので、この記事を参考にしてみなさんも気軽に始めましょう。2万5000円あれば始められるっぽいです。

一応、スターターセット以外にも、タモ網くらいはあったほうがいいです。それと目に針が刺さりそうで怖いのでサングラスもあったほうがいいです。フライやリーダー(糸)も最初のうちは紛失するので追加で2,3個買っておくといいでしょう。スターターキットにはインジケーター(沈むフライを使う際の浮き)が2個しかついていなくて、これもすぐ無くなるので追加で買うといいです。

おれはそういうのを何も知らなかったので近所の釣具屋で少しずつ買い足してしのぎました。ただフライってガチでマイナーな釣りらしくて、フライ用品を扱っていない釣具屋さんもあります。

道具を組み立てるぞ!

そういうわけでスターターセットを組み立てます。まずはリールに糸を巻きます。前に海のエサ釣りのスターターセットを買ったときは最初からリールに糸が巻かれていた記憶がありますが、フライの場合は自分で巻くようです。

ややこしいことにフライフィッシングには糸が3種類あるらしくて、3つを結びながらリールに巻く必要があります。①リールに巻きつけてかさ増しするためのバッキングライン②釣りに使うメチャ太いフライライン③フライ(毛鉤)をくっつけるリーダー とあって、①②③の順番でリールに巻いています(さらにティペットと呼ばれる糸を付ける人もいます)。

写真は、まず①を巻き付けないといけないのに、おれがとち狂って②をいきなりリールに巻き付けている図です。ググると親切なウェブサイトがたくさん見つかるのでちゃんと読むことが重要です。おれはちゃんと読んでいませんでした。

で、メッチャ太いから②が一番”かさ増し”感あるな~と思ってノリで適当に②を巻いていたところ、ある瞬間に「この太い糸ってスローループ特有の謎に太い釣り糸じゃね?」「フライってこの太い糸を振り回して遠くに飛ばす技術が重要なんだよな?」「その糸がかさ増し用なわけなくね?」と気づいて順番が間違っているという真実に到達したのでした。ありがとうスローループ・・・。

フライフィッシング入門 [道具のセッティング] | ティムコ
フライフィッシングを始めるにあたっての必要な基礎知識から、道具の使い方や釣り方までを解説したページです。この章では各道具の最初の準備とセッティングについて解説していきます。
バッキングラインとは?その役割&上手な巻き方を元釣具屋が解説 | TSURI HACK[釣りハック]
フライフィッシングではフライラインをリールに巻く前に、バッキングラインという下糸を入れるのが一般的です。そんなバッキングラインの役割や巻き方を解説し、おすすめのアイテムを紹介します。

このあたりを参考にしました。

そういうわけで②と③を結んでいます。おれはロープ結びの類が全般的にメチャ苦手で、それゆえ釣りになんとなく苦手意識があったんですが、フライフィッシングに登場する結び方は簡単な気がします。おれでもネットの解説を読めばなんとか結べました。

©Maiko Uchino うちのまいこ『スローループ』第8巻(株式会社芳文社,2023)p.52より引用

最新巻で、フライのほうが道具がシンプルでわかりやすい、みたいなことを小春が言っているわけですが、いざ道具を組み立ててみると確かにな~と思います。実際の奥深さはともかく、道具はフライのほうがわかりやすい気がします。糸が極太で絡まりにくいのも安心感があって好きです(かわりに③のリーダーがめちゃくちゃ絡まります)。奥深いながらもシンプルで洗練されているのがフライフィッシングの美学なのかな~と思います。

フライ(毛針)も付属します。ガチで虫みたいですね。たしかフライっていろいろ種類があるんだよな~?このフライってどういう種類のなんだろ、と思って調べたところ、ドライ、ウェット、ニンフ、ストリーマーなどと聞いたことのある単語がメッチャ出てきてスローループを読んでいてよかった…と思いました。フライフィッシングはマジでカタカナ語が多いのでスローループを読んでいないとついていけません。

フライフィッシングを始めるにあたっておれが調べたことって、読み返してみると実は大抵がスローループにも載っていて、スローループすげーと思います。それと同時に、いままでおれはスローループの釣り要素をなんとなくでしか読んでいなかったんだなーとも思いました。

キャスティングの練習をするぞ!

そういうわけで近所の河原にやってきました。ご存知の通り、フライはほかの釣りと違って重りが付いていないので、針を飛ばすのがムズいです。重めの糸(フライライン)を振り回して針を遠くに飛ばすキャスティングの技術が非常に重要で、キャスティングができないと釣りが成立しないので多少は練習する必要があります。

いきなり管理釣り場に行って試してもいいんですが、猛者がいっぱいいる中でショボい釣りをしてしまうと石を投げられそうな気がするので多少は練習していきます。おれは結構いろんな趣味に入門してきたほうだとは思うんですが、そういう入門直後の「猛者に石を投げられそう」みたいな感覚っていつまで経っても無くなりません。怖い人なんて実際はほとんど居なくてみんな優しいのは頭ではわかっているんですが、こればっかりはどうにもならないみたいです。

広くて電柱が無くて人も居ない場所が河原しか思いつかなかったので河原に来ていますが、今日は竿を振り回すだけで釣りはしません。

キャスティングの方法はスローループとYoutubeの動画を見まくって予習しています。

フライの道具ってマジでかっこいいな~と思います。

適当に振り回していたところ毛針が木に引っかかったり草に引っかかったりで大変でした。まともな想像力があれば言われなくてもわかるとは思いますが、針が付いているとそこらじゅうにひっかかる上に危ないのでキャスティング練習のときは毛針を外しましょう。おれはまともな想像力がないので毛針を外さないでやってしまいました。

それと、スローループだとひよりが前後投げ(フォルスキャスト)をビュンビュンやってるカッコいいシーンが頻繁に登場するので、我々は前後投げから練習したくなってしまうわけですが、前後投げはとてもむずかしいので最初は「ロールキャスト」を覚えるといいんじゃないかと思います。ロールキャストはYoutubeで予習していけばすぐにできるようになりますし、針を振り回さないので安全でもあります。簡単な上に実用的で最高です。

フライフィッシング入門#011フライキャスティングの練習⑦「ロールキャスト」/Tiemco Fly Fishing JP/ティムコ フライフィッシング

あんまり練習できた気がしませんが暑くて死にそうなので帰ります。

管理釣り場に行くぞ!

ベリーパーク in フィッシュオン!王禅寺にやってきました。1巻で小春が初めて行った管理釣り場です。6巻で小春がトリコハルでリベンジしてる場所でもあって、2回も登場している聖地の中の聖地です。

釣り人が大勢いますがフライをやっているのはおれだけです。マジでマイノリティなんだなと思います。

まずはこの定番っぽいフライを使います。よくわからないですがエルクヘアカディスってやつでしょうか?

適当に釣ってみますがガチで釣れません。このときは周りの人もあんまり釣れてなかったので、まあこんなもんだろうと思いました。

釣れないので必殺エッグフライを使います。スローループで見たやつですね。スターターキットのフライセットには入ってなかったんですが、欲しいのでわざわざ釣具屋で買ったフライです。スローループにも書いてありますが、エッグフライはガチでよく釣れるらしく、釣れすぎて逆につまらないらしいのでレギュレーションで禁止している管理釣り場も多いです。

そういうわけで、これ使えば楽勝だろと思ってしばらく試してみたんですが必殺エッグフライを使ってもぜんぜん釣れません。ギエ~。

そのうちドナドナカーがやってきて魚の放流を始めました。スローループで見たやつだ!おれはパチンコをやったことがないので知らないんですがこういうのを確変って言うんでしょうか。

ところがその後も全然釣れず、どのフライを使ってもダメでした。魚が20匹くらい群れてるところを狙ってフライを落としてみても全然ダメで悲しかったです。魚が毛針に食いつこうと向かってくる様子は何回もあったものの、あと数センチのところで何かに気づいて逃げてしまいます。トリコハルじゃないとダメなんでしょうか?

釣ってる人は数時間で何匹も釣っていたので、おれがフライというものを理解していない説が濃厚です。

とはいえ何回もロッドを振ってるうちに前後投げはそこそこできるようになった気がします。次に期待ですね。

受付にはスローループのポスターも貼ってありました。

リベンジしたぞ!

近所の浅川国際マス釣り場にやってきました。ここは聖地でもなんでもないです。

昨日1匹も釣れなかったのがガチで悔しくて今日も管理釣り場に来てしまいました。ちなみに管理釣り場は意外と金がかかります。3時間で3500円くらいです。釣れたら昼飯が手に入るし、ゲーセンや映画館とかと比べたら妥当感はあるとはいえ、2日連続でやるにはヘビーな遊びです。とはいえ楽しいので今日も来てしまいました。

偏光サングラス(光の反射を抑えて水面が見やすくなるサングラス)を通して撮影するとこんな感じで、魚がうじゃうじゃいます。「このへんにドライフライを落とせば流石に釣れるだろ、こんなに魚が密集している場所で釣りをやっても面白くないだろうけど、まず1匹釣って安心を得てから場所を変えよう」と、就活序盤のちょっと調子こいてる学生みたいな思考で釣りを始めたわけですが、3時間くらい経っても釣れません。

たまに魚が食いつくものの、引き上げようとすると針から外れてしまいます。アワセってやつがヘタすぎるんだと思います。逆に言えば、たまに食いつく以上はフライ選びには問題無いっぽいです。

確変入ったので流石に釣れるだろ、と思ったんですが、放流の衝撃で魚がびっくりして、おれの周りに群がっていた魚が全員どこかに行ってしまいました。泣きながら力任せにキャスティングをしていると、見かねた管理人さんがおれにキャスティングを教えてくれてめちゃくちゃ勉強になりました。こういうのは人に聞くに限ります。

今日もダメか~と思っているとニジマスが1匹釣れました!フライはマラブーってやつらしいです。吉永恋がタイイング配信してたフライで、管理釣り場では定番らしいです。管理釣り場の魚はペレットで育っていることが多いから緑や茶色のフライが釣れやすいとスローループに書いてあったので試してみたところバッチリでした。

ニジマスはムニエルにして美味しくいただきました。

結構楽しいぞ!

そういうわけでフライフィッシングデビューしてみたブログでした。

メチャ楽しかったです。今後は渓流や湖や海にも行ってみたいですね~。タイイングもやってみたいです。

みなさんもフライを始めてみるといいんじゃないでしょうか。

スローループは小春ピエロ編が終わって妹離れ編に突入しております。今後も楽しみですね。

せろりんはスローループが好きすぎて感想や聖地巡礼記事をいろいろ書いているので必ず全部読みましょう。

おれががんばって書いた感想考察記事です。まずはこれを読みましょう。

アニメ1~3話までの感想です。本当は12話まで全部書く予定だったんですが飽きてしまいました。1~3話を見ているとわかることですが、スローループってフライフィッシングの漫画みたいな雰囲気を出してますけど、変化を拒んでいたひよりがフライ以外の釣りに入門する漫画でもあります。そういうわけでおれはフライに慣れてきたら今度はフライ以外もやらないといけない宿命にあります。

聖地巡礼をしつつ小春ピエロ編の感想も書いています。必ず読むように。

聖地巡礼で横須賀に行った記事もあります。

せろりんでした。

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